こんばんは
今日は
ステージⅣでも
寛解を維持している私が
「生きてる限り抗がん剤」
を宣告された
背景を。
がんの
「寛解」と「完治」は
似ているけれど
全然違います
私は3年前に全身転移し
新薬の抗がん剤で
治療をはじめて
半年で「完全寛解」しました
CT検査で
全身にあったがんが
全て消えていたのです
その後
さらに1年
抗がん剤治療を継続しました
PET-CT検査でも
「完全寛解」状態を確認できました
5年生存率が極めて低い
メラノーマ ステージⅣの
多発臓器転移
多発骨転移からの
奇跡の回復でした
これは
「完治」したのだと
この新薬は
メラノーマを完治させる
薬だと信じて
抗がん剤をやめました
私たち夫婦は
赤ちゃんを望み
抗がん剤が体から抜けるのを
心待ちにしていました
残念ながら
その喜びは
たったの2週間で
崩れ去りました
現在の医学では
どんな検査でも
がんが「ある」ことは証明できても
がんが「ない」ことは証明できません
まさに
「悪魔の証明」です
私の体には
腫瘍は無くなったけど
血液の中に
まだがん細胞が
生きていたようで
抗がん剤がなくなった
途端に暴れ出し
あっという間に
真っ黒な塊になって
皮膚の下から顔を出してきました
まるで
悪魔の
ようでした
そんなこんなで
抗がん剤をはじめて3年
完全寛解して2年半
結局私は
「まだ、いるかもしれない」
ことの不安を拭いきれず
抗がん剤を続けています
抗がん剤をやめて
やりたかったことも
たくさんあるけれど
どれもこれも
てんびんにかけて
重い方を選んできました
いまは
「自分の命」が
1番重い
リキッドバイオプシーあたりの
がんの研究がもっと進んで
がんの「悪魔の証明」が
できるようになれば
人生の選択肢って
もっと増えるのになぁと
願ってやみません!
そうなるまで
みんなでしぶとく
長生きしましょうね
約束だよー!!