昨日の続きです
同僚「疲れてませんか？」
職場復帰1日目は
矢のように時が過ぎていった
なるべく心配をかけてくなくて
３ヶ月前と同じく
めちゃくちゃ元気よく振る舞っていた
そう、私は元々
元気すぎた
よく喋り
明るく
常にテンションが高かった
がんになってようやく
人並みの元気さになったと言っても
過言ではない
しかし…
私「めちゃくちゃ
疲れました………」
さすがに３ヶ月入退院を繰り返し
ろくに歩くことすらしなかった私にとって
職場復帰初日の今日1日は
本当に身体に堪えた
同僚「今日はもう
帰ってください！
卒業式まで
あと4日もあるんですよ！」
私「有給もらいます…」
久しぶりの海街の景色を眺め
いろんなことに
思いを馳せながら
アパートへと車を走らせた
私が夢と希望を携えて
教師として初めて来た街
私ががんになった街
そして私はまたこの街で
教師として再スタートを切った
アパートは小高い丘にあった
車を降りて
海を見下ろす
私「寒いわけだわ…」
海は真っ白で
流氷に
埋め尽くされていた
この街は
厳寒期になると
遥か遠くの異国の海から
流氷がやってくる
流氷が来ると
身を切るような
とても冷たい風が吹く
この風景が大好きだった
やっと
この街に
戻ってきたんだな
私
タダイマ
流氷クルーズ🚢