昨日の続きです
🧑⚕️「お、かなり状態が良いです
うまく生着してるので
この調子なら
もうすぐ退院できますよ」
術後10日
相変わらず採皮した
お腹は痛いけど
移植した頭の皮膚は
順調に育っていました
でも、心配なのが全く感覚が無いこと
私「今はまだ痛いとか
冷たいとか
かゆいとか
全く何の感覚もないんですが
移植した皮膚の神経が芽生えるのって
どれくらいの時間がかかるんですか?」
🧑⚕️「さて…
そういう研究結果はないので
わかりませんね!」
丸く切り取って
全く別の場所から
丸く移植された皮膚が
本当に何かを
感じるようになるんだろうか?
また
風や太陽の温かさを
感じられるように
なるんだろうか?
🧑⚕️「そろそろ抜糸もできますよ」
えっ
もう?!
私「皮膚取れないですか?」
🧑⚕️「取れない取れない」
切って
縫って
すぐくっつくなんて
人体、
不思議ですごすぎない?
………………
私「どうやらもうすぐ抜糸らしい」
お見舞いに来てくれた旦那は
「怖いから見ない!」
と頑なに傷跡を見なかった
私「そろそろ見てみない?
変わった私を
受け入れてほしい。」
ものすごく嫌そうだけど
妻のことは受け入れたい
みたいな表情
旦「よし、見るか!」
「……………」
私「感想は?」
旦「…タルト」
私「は?」
旦「桃のタルト
この傷痕
タルトにそっくり🥧」
私「タルトかぁ
いいじゃん!」
こんな時でも
旦那のユーモアさに励まされる
こんな状況も
いっそ笑い飛ばせば良い
さて
こんにちは
新しい私。
私はタルト!