前回の続きです飛び出すハート

夜が怖くて
電気の小玉電球が

まぶしい
まぶしい

と言って
泣いた



朝まで寝られなくて
日の出前から
スニーカーを履いて
街中を彷徨った


日の出を見つめながら



コンビニで買った
コーヒーを飲み

白い息を吐いて
サッカーの練習をする
親子を眺めていた

その時の
話し相手は




鳩でした🕊️









🧑‍⚕️「はじめまして」




初めて精神科にかかるとき
母と行った


病院が開く時間帯は
交通量が多く
車を見ると
吸い込まれそうな感覚があって
1人で出歩けなかった

これは
「希死念慮」というのだと
この時初めて知った





精神科医とは
長い時間話をした

がんのこと
仕事のこと
家族のこと

眠れず
起きれず


食べられなくて
食べたい





生きたくて



死にたい





堰を切ったように
泣きながら話した



ずっと
誰にも話せなくて
でも
誰かに話したかったんだ




そして



手渡された一通の診断書には





「うつ病」




と書いてあった





🧑‍⚕️「これから投薬治療を
はじめていきますが

長い時間がかかります

急には良くならないし

揺り戻しもあるかもしれません

でも
必ず良くなりますので

頑張って行きましょう」





自分の足で
闇から
抜け出す
第一歩を
踏み出しました👟

(つづきます)