「アタシも肺炎球菌ワクチン
受けて来たわよ〜
高齢者の仲間入りだわ〜!」



「何歳から受けるのそれ?」



「65歳!
クーポンで安くなるから!!」




へえぇ!



街中でこんな会話が聞こえてきた
…うちのオカンは受けているだろうか





なんせ
糖尿病なのに
1リットルの紙パックに入った
水羊羹を常備している女である




母「糖尿病の薬
飲んでるから
大丈夫なの!」





私「なわけあるかいや」





健康のリテラシーが低めなのは
察していた






私「最近婦人がん検診
受けて来たんだけど

オカンはちゃんと受けてる?」




 


母「いや、

しばらく
受けてないね!!」







私「しばらくってどのくらい?」












母「覚えてないね!!」







!!!!!!!








私「娘ががん患者なのに

なんで受けてないの?!」








母「病院、
めんどくさくて!!」













ダメだ
この人!!













私「私ががんになって
どんだけ苦労してると…!!!」









母「だね!!
今度行くわ!!」








これ
行かねぇな












祖母はしばらくがん検診を
サボったため
末期で胃癌が見つかり
結構苦しんで亡くなった







私「早めに見つかればさ、
治療も軽く済むし
好きなもの食べて暮らせるし
健康で長生きしてほしいと思うし

何より私が安心するし

私のために受けてほしい」






母「わかったわ!!」








動かない山を動かすには
どうしたら良いか



私ががんに罹患して
がん検診やがん予防の話を
するときに



ずっとずっと
よく考えていることです




身内ほどきちんと伝えるのが
難しいかも
でもわかってほしいから
ちゃんと伝えていく



もう少し時間が経ったら
検診に行ったか
また確認せねば



なるべく丁寧に



私と同じつらさは味わってほしくない
好きなもん食べて
笑っててほしい






水羊羹を減らすことと
街中で聞いた
肺炎球菌ワクチンのことも
話したいな



動かない山に石を投げ続ける
どれか響きますように




オススメの口説き文句があれば
教えてほしいです!!