時はコロナ禍前。
個室の病室には
たくさんの友達が遊びに来てくれました。
がんに
急性心不全?
大変だね。
応援してる。
頑張ってね!
ありがとう!
自分の力で歩いて
生活して
仕事して
子育てして
そんなみんなが、
うらやましい
私も早く、治すんだ!
そんな折…
皮膚科の主治医、X先生登場。
最悪のニュースを
携えて。
🧑⚕️「あの、
脳にも腫瘍が
見つかりました。
これはステージ4かな…」
もう、全く意味がわからない。
私が命懸けで撮った
脳の造影MRI検査で、
左前頭葉に白い影
が写っていました。
大きいな…
私「ステージ4だと
どうなるんですか…」
🧑⚕️「私の患者さんで
あなたと同じくらいの年齢の
女性の方がいました。
転移していて、
半年くらいで…
あっという間に
亡くなりました。」
は、半年…?
34歳の、11月。
病室の窓から見えた景色は
チラチラと
雪が
道路を白く
埋め尽くそうとしていました。