2018.11某日

 

 

 ー朝早くー

 

 

その日は生徒の誕生日会の予定で、

そわそわと楽しい雰囲気な朝でした。

 

『今日楽しみだなー!』

 








 

ー着信ー ◯◯病院

 





 




 

…来た!

こんな時間に来るとは

 







 

🧑‍⚕️「検査の結果ですが、

残念ながら

悪性でした。」

 








私「悪性とは、


がん


ということですか?」

 

🧑‍⚕️「そうです。」

 





え、


今、


私、





電話で

がんって

言われた…?

 

 

がんの告知って、

 

病院に呼び出されて、

 

家族が集まって、

 

 

 みんなで聞くものじゃないの?

 

 

1人で、

 

 

しかも、電話のパターンってあるの?

 

 

 

 








 

 死ぬの?

 

 








 

いろんな思いが巡り、

 



「これから仕事なので、

夜電話しても良いですか?」

 





と聞くのが精一杯でした。



 

1人、がっくりとうなだれる私。

でも、あの子の誕生日会は成功させたい。

 

 

その日の昼食のうどんは、


砂を噛んでいるようだったのを良く覚えています。

 

単身赴任中の私は、

1人の夜に詳しく聞くのが怖くなり

心が壊れてしまいそうでした。