蝉が急に強く鳴き始めた。



2分ほど静かになって、また鳴いて。

静かになって、また鳴いて。

距離が近い訳でもなさそうなのに、鳴き声があまりに大きく、激しくて。
その勢いはまるで警報のようで恐くもあり、生命の力強さに畏れも抱いた。


暑い暑いこの夏を。

生き抜いて。


ぶたのちょきんばこ 番外公演『父とのこと』は、おかげ様で無事に全公演終了致しました。

ご来場くださった皆さま、応援してくださった皆さま、ありがとうございました!

 

最早懐かしい顔合わせの日の写真。

今回は家族が中心の物語。

父、母、長男、次男、長女、ねこ、いぬ。

+ゲストのねこorいぬ。

ほぼ全員が出ずっぱりの舞台のため、稽古も大体全員一緒。

顔合わせから本番まで短期間ではありましたが、この家の居間に集合することでぎゅっと団結した座組だったなーと思います。


ねこ(名前はくろ)役。

楽しかったーー!!!

稽古では、猛獣になってみたり、ヘソ天してみたり、基本的にはその時のねこの気分に従うスタイルで試行錯誤しました。

床にいたハエや壁を這うクモに、思わず手が出てしまうこともあったりして。


それから、今回ゴロゴロしたり、歩き回ったり、飛び乗ったりして実感しました。

肉球は必要ですねあしあと




眠くなったら寝るし、人間の話が気になれば耳を傾ける。

イヤなものはイヤだし、いぬは……そばに来たらダーーーメ。

そんなねこですが、物語上お父さんから事前にひみとぅ(秘密)を聞いていたことで、色々とねこなりに思うところがあるという、家族内にいるけれど、母や兄弟とは違う視点で見ているのが役柄的に面白かったです。



日替わりのゲストコーナーは、毎日毎公演違うやりとりとなりました。


1日目は近所のいぬねこのボスから指示を受ける流れでのアドリブ。

指示書は証拠に写真を撮っておきました。

「さー、やれ!!」って怖すぎます。笑


2日目の昼はミュージカル「CATS」のオーディション、夜は生き別れの兄妹という、勘違いから始まるシチュエーションのみを決めたアドリブ。

3日目は、全部ゲスト次第の100%アドリブ。
(千秋楽は不安と恐怖で本番1時間前くらいからの記憶がありませんガーン笑)

個性溢れる魅力的なゲストとの時間。

お客様にも楽しんでもらえていたなら幸せです飛び出すハート




スタッフ・キャストの皆さん。
ありがとうございました。
このメンバーだったからこそ、芝居は勿論、第二部のゲームコーナーも心から楽しむことができたし、座組の良い雰囲気をお客さまにもお見せできたのではないかと思います。
お世話になりました。

またどこかでお会いできますようにキラキラ