★ピアノのある街★

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舞台『ピアノのある街』4日間全6公演、無事に終了いたしました。

ご来場くださったお客様、応援してくださった皆様。

ありがとうございました!


約一月前に始まった稽古から昨日まで、あっという間だったように思います。

優しく、カッコ良く、ストイックにお芝居と座組に向き合う先輩方。

明るく、一生懸命で、エネルギッシュな若手組の皆。

毎日ハッと気付かされることも多く、芝居のことだけではない学びの機会を沢山いただきました。


私が演じたのは穂香という女性。

これまでにあまり真正面から挑んでこなかった大人の女性の役を演じることに初めは戸惑いましたが、それは大きな間違いでした。

彼女はあくまでも、私と同年代の、等身大の、普通の女性でした。

幸せになりたくて、幸せに生きていきたくて。

恭介と駒野…二人の男性の間で揺れる姿に共感してくださる女性のお客さまも多くいらっしゃったようでホッとしています。



恭介さんね。
ダメダメなんだけどね。
穂香は好きだったんだよね。

恭介役の森山栄治さんはいつでも安心感を与えてくださいました。
どんな風にやってもどんと受けてくださるので、その胸を借りるつもりで、稽古では好きなようにやらせていただきました。
恭介と穂香の過去のこととか、最後の設定などの話はしましたが、意外と具体的なことまで話し合って決めることはなかったなぁ。
公演中もお互い少しずつ変わっていましたしね。
それでも穂香としてそこに居られることで、何かが揺らぐことは無かった。
それは森山さんの、恭介の、お陰です。

駒野役の龍人くんは常にスマートでした。
お客さまと女性キャスト陣の言葉を合わせると、カッコよくて、声も良くて、しっかり仕事してて、お金もありそうで、元彼に会いに行く男気があって、「幸せにする」と宣言する潔さもあって、いつも優しくて、何よりも穂香を一番に愛してくれていて…ってか欠点は無いわけ(怒)?と言わしめるほどの魅力的な駒野さんを演じてくれました(笑)
恭介と言い争った後、笑顔で待ち合わせ場所に現れる駒野を見た時の、あのぐちゃぐちゃな気持ちは、もう…。
最後に至るまでに穂香と駒野がどんなやり取りをしたのか、こちらは、観てくださった方のご想像にお任せします。

それから穂香にとって大切な人物がもう一人。
お兄ちゃん。
お兄ちゃん役の永島雄三さんは、普段から、そして本番中も楽屋から舞台袖までの間に兄妹感を自然に出すことを心掛けてくださいました。
悩みどころの多い場面だったのですが、お兄ちゃんは毎回
「何してもいいよ」
「自由にやればいいよ」
「リラックスして」
そう言ってくれたので、あの場面では何かを構えることなくストレートにぶつかっていけました。
まあ、時々私以上に自由なお兄ちゃんが出てきて驚きましたが、それも生のお芝居の楽しみだったかな(笑)

余談になりますが…。
エンディングの後、袖で順平の弾くピアノ曲を聴きながらご挨拶に出るまで待機している時にですね。
森山さんと永島さんは必ず、必ず、ピアノを弾く真似をしていたんですよ。
ノリノリで!
お二人とも毎回完全にエアピアニストになって演奏していて…それが何だか微笑ましくて、袖中なのでご本人達ではあるのですが、恭介とお兄ちゃんも揃ってこんな風に遊んでいたかもと思うと、ちょっと幸せな未来を垣間見たような気持ちになりました♪

女性楽屋はいつも賑やかでした!
花瑛ちほさん、若尾桂子さん、お二人がちゃっきっと、ぱきっとしていてね。
さばっと、からっとしていてね。
一緒にいて気持ちよかった(笑)


差し入れをわいのわいのとみんなでいただいたり、突然歌ったり、着地点のないボケの応酬が始まったり…毎日楽しかったなぁ。

鏡に貼られた名前、ちゃんとピアノデザインになっていてステキでした。
こういうの、嬉しいんですよねぇ♪

順平役の三上陽永さんは、私が言うのはおかしいかもしれませんが、お芝居が凄く好きなんだなぁというのが伝わってくる方で、自分の出番のない時でも三上さんの稽古の様子を見ているのは面白くて、見逃したくありませんでした。
空き時間はずっとピアノの前に座って練習されていて…座長のそういう姿を見ると、こちらもピシッとなりますよね。
順平の感情によって毎日ちょっとずつピアノのタッチが違っていて、それもまた生演奏の醍醐味だったかと思います。

作品は、身近な人との突然の別れ、死を扱っていました。
重たいテーマですが、誰にでも起こり得ること。
このストレートな作品を、笑いを交えながら、純粋に、まっすぐに、そして優しく、ピアノの音色に乗せてお届けしました。

実は。

個人的な話になってしまうのですが、この作品稽古中に祖母が他界しました。

突然でした。

また会えると思っていたのに。

もう会えない。

もう話せない。

もう笑ってくれない。

あの時こうしていれば、何で私は…と後から後から思うことが胸にいっぱい湧き上がってきて…。

でも、作中の言葉を借りれば、それが「彼女の運命だったって事」なのだと。

いつも私の活動を楽しみにしてくれていた祖母だったので、順平のピアノではありませんが、「きっとどこかで見ていてくれるはず」…そんな気持ちでスタジオ、劇場に向かう日々でした。

連日の稽古の中でクッと気持ちを切り替えることが出来たのは、この作品が、目の前にあったからに他なりません。

『ピアノのある街』私も、この作品から前向きになる力をもらった一人です。


スタッフ、キャストの皆様。

穂香に出会わせてくださった脚本、演出、出演もされていた野依さん。

応援してくださった皆様。

そして、ご来場頂きました沢山のお客様。


本当にありがとうございました。





さて。

来月はこちらのイベントに出演します!

スゴイスゴイ!

『THE REFLECTION』の放送が終わって約10カ月。

イベントで久々に長濵監督、三木さん、まりちゃん、三上さんとご一緒出来るなんて、これは楽しみ倍増です♪

是非お越しくださいませ!

【しゃべんじゃーず presents ザ・リフレクションファンイベント】

詳しくはこちらへ。


【THE REFLECTION –ザ・リフレクション– 公式HP】
http://thereflection-anime.net/sp/index.html