先日、茨城県陶芸美術館では、常設の作品も拝見しております。
ギャラリートーク、松井康成氏の回でした。丁寧に解説をしてもらいました。
作品は何度も観ておりましたが、いつもざっくりと練り上げだから「型だよねー」と安易に考えていた自分が浅はかだった。
壺のつくり方を説明していただき、「なるほどねー」と感心いたしました。（今さらですが）
練り込みのでっかいタタラ板をつくって、ロクロの上に円柱を置き、ぐるっと巻いて、円柱を取り出して、壺を引く。
ざっくり言い過ぎですが、こんな感じです。
表面ヒビヒビの作品が有名ですが、「嘯裂（しょうれつ）」というが正式名称でございます。
これも自然のヒビをさらに利用してあらかじめ串などで傷をつけていたんだそうです。
「そりゃ、練り込みだからヒビ出るよねー」と安易に考えていた自分が浅はかだった。
そして、ツルツル系の作品もあったのですが、「釉薬かけてみたのかな〜」と思っていた自分が浅はかだった。
ダイヤモンドの粉末でひたすら磨いたそうな。
浅はか三連発。（笑）
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