きょうも曇天、テンション下がるわ。


昨日、陶芸教室に通っている知り合いからメッセージをいただきました。


多摩支部展を見に行ってくれたそうです。


40センチぐらいのきれいな壺の作者が、陶芸を初めて5年ほどということにショックを受けたそうです。


その方は定年退職してから初められたので、かける時間が多いというのもあるのですが、もともと能力的に優れておられるのでしょう。


そういうことを差し引いても、40センチの壺をつくれるのは手びねりだからです。


ロクロで、きれいな40センチの壺をつくるのは難しい。

筒上げは最低でも60センチになります。


60センチの筒上げはなかなか大変なことです。


まして教室の週一回、3時間ほどのお稽古だけで、5年できれいな大壺を引けるようになる人はそうはいないと思います。

 

どちらを選ぶか難しいところですね。


その方は、多摩支部展が興味深かったようで、次回は参加したいとおっしゃっておられました。


作品をつくるだけでも楽しいのですが、今回、一般募集をしてみて、観てもらいたいという気持ちを持っている人が結構多いことを実感しました。


展示するという観点からの作品をつくるということを考えるきっかけになったらいいな。


作品は、魅力、バランス、完成度がそろわないとうまくないのだなと近ごろしみじみ思う次第です。


伝統工芸展なぞは、タイトに選ばれた作品ばかりなので、目を養うにはもってこいです。わからなくても、何度も見ることに意義があると思います。


門戸が広い展覧会は、考えながら観るとよいかもしれませんね。


自分の作品の何がいけないのか、どうしたらよりよくなるのか、ほんとうは講評してもらうのがよいですがね。

まあ、大抵の人は褒めるだけ。(笑)





















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