制作のめどが立ってきたので、月一の創作人形教室に行きました。
予約を入れるのがいつも前の日なので、申しわけないと思いつつも、予約を入れてキャンセルするよりましかと。何しろ粘土さま、結構わがままなので。
午前中はちょっとのんびり。
人形教室は、3時間集中すると結構疲れます。教室で知り合ったはるこさんと一緒なので、お目にかかれるのもうれしい。
陶芸の話は大好きだけど、違う世界の話を聞けるのもいいですね。
世の中、おしゃべりな人もいるし、寡黙な人もいます。うちの夫はしゃべりませんよ〜(笑)
思い出シリーズ第三弾、しゃべらなかった人、羽生善治氏。
たしか、竜王をとられた後、冠を複数獲得し始めて、世間が盛んに羽生氏にフォーカスしていたころ。とてもお若かったです。
新聞社のお仕事だったので、担当雑誌の編集者以外に、将棋の担当記者というのがおられたようで、その方も一緒にインタビュー現場にいました。将棋担当の方は昔から羽生氏のファンらしく、よく知っておられたようです。
インタビューが始まり、雑誌の編集者が質問するのですが、羽生氏、なかなか言葉が出ないご様子。しばらくして、将棋担当編集者が質問に答える。羽生氏、うなずく。
雑誌編集者、新たな質問をする。
羽生氏、「あー」とか「うー」で沈黙。
将棋担当記者、答える。
そのうち、雑誌編集が質問すると、将棋担当記者が答えるように。
その受け答えのスピードが、テンポアップしたころ、「羽生さんに聞いているのに、おまえが答えるな」と、雑誌編集がきれる。(このお二人はご友人)
「お前が答えるんだったら、連れてこないぞ」と。
まあ、その後、将棋担当記者、少し控え目にはなっておられたけど、きっと、もともとおしゃべりだったのでしょね、沈黙というわけにはいきませんでした。
それから30年ほど、羽生善治氏、近ごろテレビでお見かけすると、きちんとおしゃべりになっているご様子です。年月だわね。(笑)

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