シネマスコーレにて鑑賞。

福島の港町が舞台。散骨業を営む男が、通り魔殺人犯死刑囚の散骨を依頼される。非常に濃厚な人間ドラマだった。震災を経験した様々なキャラクターが、役者たちの魅力的な演技で表現される。主演のピエール瀧だけでなく、娘の栗林藍希、足立智充、内田慈、押田岳、清水優など、それぞれがドラマを背負っている。震災を通過した人々の「風化させるなと言われたくない」「放っておいてほしい」という思いが印象的だった。