シモキタエキマエシネマK2にて鑑賞。

生きづらさを抱えた若い女性。朝が来るたびに虚しい思いを抱えて、生きるためにアルバイトへ行く。幼馴染と出会ったことで、抱えていた鬱屈した思いを吐露する機会を得る。唐田えりかと芋生悠のコンビが、とてもいい。辛そうだった主人公が、少しずつ明るくなっていく姿を見ることで癒される。加奈子の部屋で、これまでの辛い思いを告白する主人公の姿に感動した。コンビニバイトの女子大生の「毎日学校へ行って、アルバイトしてる自分ってすごいと思う」というセリフも、とても印象的だった。自己肯定感ハンパないと言いつつも、主人公はうらやましそう。物語の後半で、この言葉がとても大きな意味を持ってくる。普通に生きているだけでステキという監督のメッセージが心に沁みる。