109シネマズ四日市にて鑑賞。

青森が舞台。内気な高校生いとが、バイト先メイド喫茶の危機に立ち向かう。とても楽しくて胸熱な映画だった。予告編がイマイチだったのでスルーしようと思ってたけど、観てよかった。予想以上に津軽弁が濃い。何を言ってるかわからないレベルだけど字幕がない。それでも観てるうちに何となく理解できるようになるから不思議。ヒロインは特に訛りがきつく、表情も乏しく、前半はなかなか理解しづらいものがあった。それだけに、ここぞという時の表情の変化には、胸を熱くさせられた。三味線デビュー直前の控え室のシーンは、映画史に残るほどの見事な演技、シーンだったと思う。演奏が進むうちにいとの表情が劇的に変化していく。それまでとは別人かと思うくらい見事なものだった。弘前出身の「人間椅子」も重要な役割で登場していて、こちらもファンとしてはとても嬉しかった。「エデンの少女」今聞くと、まさにこの映画にピッタリ。ドラムが後藤マスヒロ時代のアルバムからというのもマニアック。次の曲「魅惑のお嬢様」や「冥土喫茶」はさすがに使えないか。