※ネタバレありまくります
死に戻りの魔法学校生活を、元恋人とプロローグから (※ただし好感度はゼロ)
六つ花えいこ先生の作品です。
これ!
やっばいです。
めーーーーーっちゃ良かった。
ここんとこライトノベルの恋愛ファンタジー物にハマってるんですが、もう、止まりませんでした。毎晩毎晩寝れなくて、次の日に差し支えるの分かってても止められず、それでも睡魔はやってくるので寝るんですが。
読み終わるの、めっちゃ嫌やった…
けど、スッキリです
1話1話がすごく良いから、何話か読んだらそのたびにここで書かせてもらった方がよかったやろうに、もう止められずに読み切った。
ヴィンセント、オリアナ、ミゲル、ヤナ、アズラク、、、そして愉快な仲間たち…(ほんとにみんなそれぞれ良いキャラクターやけど割愛させてもらいましたごめんなさい)この登場人物たちそれぞれのお話がもう、すごい。おもしろい。
1番切なすぎて辛くてもうこの先読みたくない、と唯一思ったのは、オリアナの2巡目でアズラクが試練にわざと負けて、ミゲルを勝たせてヤナ様をミゲルに託しちゃうところ。ヤナもアズラクもお互いのことをもうこっちが悶絶するくらい想い合ってるのに、アズラクめ……カッコイイのにそれはしてほしくなかったマジで。夜更けに1人でボロボロ泣きながら読みました。これしばらく引きずっちゃうわ……って思ってたら。
まさかの次はヴィンセントが記憶持って死に戻り。ここからはもう、感情ジェットコースターが止まりません。自分がオリアナの立場になって初めてどれだけオリアナが自分のために生きてくれていたか、痛感しまくるんですが、その心理描写がもう素晴らしすぎます。男性キャラの感情にあまり共感することないんですが、これはもうすごい。オリアナちゃんももちろん大好きなんですが、ヴィンセント視点で今までを振り返ると、オリアナへの愛も増す。
ギィ……って東棟の談話室の扉が開く音、すんごい不気味なんですよね。けど、途中からなんとなくミゲルの存在の伏線に薄々気付いてきて、最後(やったかな?)のギィ……の音でミゲルが登場するとこで、「あっやっぱりミゲルもや。」て。
そこからね、最後までミゲルがどういう立ち位置で何を思って生きてるんやろう、ってちょっとドキドキ気になってたんですが、最後の最後、ヴィンセントとミゲルがオリアナを(そして3人共を)救うために、廊下を全力疾走して先生に捕まったヴィンセントとミゲルが替わって、「行け!」ってミゲルが叫ぶとこ。普段のらりくらりの猫みたいなミゲルが。かっこよすぎると思いきや、そこでヴィンセントが気付くんですよね。
(ああ――ミゲル)
(君は、知っていたのか)
(全て知って、見守ってくれていたのか)
って。もう。泣く。からの
(なあ……ミゲル。じゃあ君は今ーー何巡目なんだ)
そこからミゲルの回想?です。
ミゲル大好き。ミゲルの身長が強調されるたびに190cmもあるのが考えられなさすぎたけど。ミゲルの雰囲気が、そんな高身長に思えんくて。
誰より辛い思いしてるやろうミゲルのサイドストーリーをぜひぜひぜひ読みたいです!
最後ね。3人でね。生き延びるんです。
乗り越えた翌日、オリアナをたかいたかいするミゲル。何回もオリアナに「今日は何日?」って聞くミゲル。愛しすぎる。
4月17日と4月18日がしばらく特別な日になりそうです。
ちょっともう良いシーンありすぎて、「死に戻りの魔法学校…」について語るお茶会とかしたい!