UKからNZに移住し、隔離生活も無事終わり、前回はアオラキの夜について書きました。
今回は前夜の深酒を引きずりながらヨタヨタと散歩したアオラキの朝についてです。
インスタもやってますのでお時間あればご覧ください :)
アカウント名: satoshi_y_photo
UKやNZの風景や動物写真載せてます。
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アオラキの朝
アオラキのロッジ街から登山口であるフッカーバレーの駐車場へは車で5分ほどで着く。
雲一つない快晴。真っ青な空。
顔にあたるそよ風はとても爽やかだ。
白石が敷き詰められている駐車場のすぐ隣、公衆トイレと入山者名簿の記帳小屋がある。
ちょっとしたピクニックしかしないつもりなので、何ら心配はないが一応名前を記入。
とても気持ちよく整備された路を前に進む。
路の周りには高山植物のような丈の低い珍しい植物や花がところどころに生えている。
時々聞こえる鳥のさえずりが可愛らしい。
声だけでどの鳥か判るようになれば良いのに。
歩きはじめからすでに絶景。
3000M級のセフトン山がものすごい迫力で迫る。
ごつごつした黒い岩壁は風景というよりは何かしらの生き物であるような印象を抱かせる。
そこに真っ白な雪が張り付いていて、NZの力強い日差しを反射させている。
まぶしい。目がちかちかするくらいに。
そんな雪が時々滝のように流れ落ちる。
数秒遅れて雷のような轟音が鳴り響く。
北海道には20年以上住んでいたけれど、雪崩を見るのは生まれて初めてだった。
そんな体験が花火を観るように、しかも極上の桟敷席から観られるなんて。
10分ほどヨタヨタ歩くと早くも展望ポイントに着く。
とはいっても路から見える風景が絶景なので、すべてが展望ポイントなのだけれど。
氷河から溶け出した乳白色の水を湛えたミューラー湖とそこから流れ出す渓流。
吊り橋が相まって完璧な絵葉書構図になる。
同じく風景を見てい男性がニコニコしながら写真を撮ってあげようかと言う。
よくある光景。
でもこの行動自体、UKではNGだ。
当たり前だったことが当たり前にごく自然にできる。
ああニュージーランドに来たんだ、と僕は思った。




