ロンドン観光の次は、いよいよ今回のヨーロッパ滞在の本命、パリへ。移動はもちろんユーロスター。今回の旅で、家族一同、最も楽しみにしていたことの一つです。
というわけで、前夜のうちに、荷物をすべてパックし直して、早朝5時半に起床して準備万端。順調にチェックアウトして、タクシーに乗り込む。ホテルから駅までは30分もあれば着く、と聞いていたので、出発時刻の1時間半前にホテルを出られて一安心。
はぁ、これで、無事にパリに行ける~なんて思っていたのに。
この旅ワーストの出来事が起こったのです。
名づけて
パキスタン人運転手事件
(別にパキスタンに何の悪意があるわけではなく、たまたまタクシードライバーがパキスタン出身だったのです。ご了承くださいませ。)
30分経っても、一向に駅に着かない。
それどころか、どんどん、郊外に向かっている様子。
そして、カーナビの指示も無視しまくり。
そうこうしているうちに、運転手が
「このカーナビは、間違えてセットされているんだよ。」的なことを。
はぁさんざん、走った挙句に何を言ってるんだ
「我々の電車は8時に到着するから、絶対にそれまでに着かないと困る」とパパが念押し。
大丈夫だ、と言ったかと思うと、いきなり窓を開けて、隣の車に駅の場所を聞く運転手
そうこう走り回ってるうちに、ゆいちゃんが気持ち悪くなっちゃったー
最近、ゆいちゃんは、時々車酔いするのです。
そうして、再び走ること20分。それでも一向に着かない。着かない
こちらとしては、我慢の限度。温厚なパパが遂に
「今すぐ会社に電話して、別の運転手を手配しろ。」と。
しぶる運転手に
「これがラストチャンスだ。お前は一体どこを走っているんだ?
我々のチケットは変更不可だから、電車に間に合わなかったら、お前の会社にチケット代を請求する。会社に今回のことも報告させてもらう。」と最後通告。
子どもたちも神妙に。
そして、すったもんだあった後に、やっと駅に到着。
そんなことがあっても、しっかりと即座に代金を要求してくる運転手。
到着時間は電車の出発時刻の10分前。
それから走る走る走る走る
トランク2個にボストンバッグ1個、子どもたちのチャイルドシート(ブースター)2個に肝心の子どもたちを引き連れて。
こちらには何の非もないのに、周りからは
アイツら、こんなに時間ぎりぎりに来やがって。。。的な視線を感じつつ(思い込みすぎか)
全力疾走で、ユーロスターに駆け込み乗車。
しかも車両が端っこだったら、余計にツライ。
おかげで、ゆっくり写真撮影したり、ロンドンの旅を振り返ったりする余裕なんて、これっぽっちもなく、ハァハァ息切れしながら、ロンドンを後にしたのでした。