「家族みんなで遊び場銭湯」 | さとこむら手帖 -尾上さとこブログ-

こんにちは。

お元気ですか?

寒い日が続きますね〜。

 

体も心もポカポカと過ごしたい冬ですが、

先月、とってもホットなイベント「家族みんなで遊び場銭湯」に行ってきました。

(ずいぶんブログでお話するのが、遅くなってしまいました汗)

 

会場は、大阪の淡路にある銭湯「昭和湯」さん。

なんと、銭湯のお風呂場が、ライブ会場に!!!

 

 

この日は、普段よりはずいぶん温度をさげていたと思うんですが、

浴槽にお湯が張ってあって、浴室に入るとあたたかで、

しっとりお肌にも良さそうなライブ・・でした。

皆さん、普段は体を洗うときに座る椅子に腰掛けて、

サックスやギターの音色に耳を傾けたり、

大道芸のショーもあって、

それはそれは、楽しい時間でした。

 

 

 

男湯の脱衣所では、

ワークショップが行われたり、

また、自然とみんなが集まって話をする場にもなっていて、

女湯の脱衣所は、

この日は特別に赤ちゃんがミルクを飲んだりできる休憩スペースになっていました。

 

 

やってくる人たちはというと、

おじいさん、おばあさんから、赤ちゃんまで、

地域の方々が集っていらしたし、若い女性の姿もありました。

私は、子供とふたりで参加したのですが、

「おばちゃん子供すきやからみといたるで〜」と言ってくださる方がいたり、

靴箱の使い方を子供に教えてくれる方がいらしたり、

本当にありがたかったです。

 

地域の皆さんで子供たちを見守っていて、

子供達も自然と、おじいちゃんおばあちゃんに懐いて。

初めておじゃました場所でしたが、

皆さん優しく声をかけてくださったのも、嬉しくて、

私も、まわりの子供達が危なくならいように手助けしたり、

みんなで赤ちゃんをあやしたり・・・

そういう時間がたまらなく愛しく、楽しかったですね〜。

 

昭和湯名物、あひるすくいは子供達に大人気。

 

 

「家族みんなで遊び場銭湯」、主催は、

パクチーと銭湯を愛するあまり「パクチー銭湯」という企画まで行っている、

パクチー料理専門店「GOGOパクチー」の店主さんなのですが、

大好きな銭湯がなくなっていくのは寂しいし、

皆さんに銭湯に足を運んでもらえるように・・

と色々な企画されているそうです。

GOGOパクチー」さんのHPをチェックしていると、

新しい情報もゲットできそう。

 

 

昭和湯さんの脱衣所には、

先日観た映画『湯を沸かすほどの熱い愛』のポスターも貼ってありました。

この感じ、なんとも味があります。

 

せっかくなので、

このブログでも、

映画『湯を沸かすほどの熱い愛』のお話もしちゃいます。

 

それはそれは、笑いと涙が繰り返される作品で、

何度笑って、何度泣いたか・・ですよ。

その笑いは、銭湯の人情のように、ほっこりポカポカと、

そして、きっと皆さんの頬を伝うのは、

銭湯のお湯みたいに、熱い涙だと思います。

ラストは、心ゆさぶられる展開が待ち受けています。

 

宮沢りえさん演じる余命2ヶ月と宣告された女性が主人公で、

彼女は、命のともしびが消える前に、

私にはやるべきことがある!と奮起します。

それは、

湯気のごとく蒸発しちゃった行方知れずの

オダギリジョーさん演じる夫を探しだして、銭湯「幸の湯」を復活させること。

杉咲花さん演じる気が優しすぎる娘を独り立ちさせること

そして、最後は、

たとえ自分の体調が悪化しても、娘には、あることをしなければいけない!

そう決意して、実際にそれらをやっていくんですね。

 

本来なら、自分が一番、病を知って心細い状況にありながら、

逃げずに、たちむかっていく勇気を、心の中で奮い立たせる!

さらに、「その勇気を・・・大事な人へと受け継いでいく・・・」

それは、もちろん、簡単な事ではなく、

いくつもいくつも、ハードルを越えていかなくてはいけなくて、

それでも、その使命を、

限られた時間のなかで全うするために闘う主人公の姿に、心うたれました。

 

人に何かを伝えるためには、自分にも馬力、底力が必要で、

でもその力って、どこからくるかというと、
大事な人を思う気持ちが、
パワーの源になっていたりすることもあると思うんですよね・・・

 

だから、ここに登場する人たちのように、

人を想う気持ちを力に変えて、また、みんなで力を合わせて、

自分らしく、自分たちらしく、生きていくことができたらな・・・

と、生きる力をもらえました。

こちらの映画、まだご覧になれる劇場もあるので、ぜひ。

 

銭湯、大好きだなぁ。

子供を連れて行ったのは初めてだったけど、

いっちょまえにフルーツ牛乳を小指たてて飲んでおりました。

ガラガラとガラスの扉をあけて、飲み物を番台にもっていって、

「あれ、これいくらやったかな、ちょっと待ってな。」

みたいなやりとりも、

みんなの笑顔も、

笑い声も、

すべてがポカポカでしたわ。