いつもと同じに。 | 熟年国際結婚

熟年国際結婚

日本とイギリスの16年半の超遠距離恋愛に終止符を打ち、2016年に入籍、イギリスに移住しました。スコットランド人の主人とときどきばたばた、ときどきのんびり暮らしています。

火曜日にスコットランドの家に移動しました。

 

今回は珍しく電車旅です。今年初めぐらいから、主人が「車の調子が悪い」と言い出し、何度かいつもお願いしている近くの修理工場に持って行きましたが、時間がかかるばかりでなかなか思うように修理してもらえず。

 

主人は「エンジニアが何人か辞めてしまったらしく、人手が足りないらしい」と言っていたけど、そもそも何度も修理しているのに、ちゃんと治っていないことが問題なのでは!?汗うさぎと。

 

思えば主人とは数えきれないくらいスコットランドとロンドンの家を行き来していますが、いつも車での移動で、一緒に電車で移動した記憶がないかも。夏休みとか長い休みにスコットランドにいて、ロンドンに用事があって一人で電車で行き来したことは何度かあるんですが。

 

なのでちょっと電車での移動を楽しみにしていたのですが、思いのほか混雑していて、しかも数人の子供たちがひっきりになしに大声で騒ぎ立てるので、なかなかに落ち着かない状態に真顔

 

一人が金切り声を上げて騒ぎ、その子が落ち着くと別の子がーとエンドレス真顔

 

しまいには斜め前の席に座っていた男の子が退屈したのか、いきなりすわっている座席を凄い勢いで叩き始め、ものすごい埃が舞い上がり、ぞっとしました。え~、勘弁してよ~。窓が開かないタイプの電車なのに、皆、埃まみれじゃんーと見てると、主人が苦笑いしながら「マスクしてなさい」と。

 

なので、今年に入ってから義母のところへも行けずにいます汗 2月頃に、主人がためらいがちに、義母が入院したとガーン 軽い脳梗塞らしいのですが、慌てる私に「miniだから。大丈夫だから」と繰り返していました。

 

去年、義母の家を訪ねた時、いつもなら義母がお茶の準備をして淹れてくれるのですが、珍しく義弟に「お湯を沸かして」と頼んでいたので、やっぱり足が弱ってきているのかな…とは感じていましたが、まさかいきなり入院とはーと思っていると、実は…と主人が言うには、ロックダウン中にも一度脳梗塞の発作があったらしく、おそらく会いに行けないだろうし私がショックを受けるのではないかと、何も言わずにいたよう。

 

「できるだけ早く会いに行こうよ」と言い、主人も「そうだな」と言っていましたが、その後も「車がないと移動が難しいから」と言われ、なかなかお見舞いに行けません悲しい 「レンタカーでも良いんじゃない?」と言ってみましたが、主人の仕事が立て込んでいたこともあり、ずるずると。四月の一時帰国の二日前に「care homeに移ったんだ」と聞き、気になるので「帰国をやめようか」と聞きましたが、「急に何かあるわけじゃないから、行ってくれ」と言われ、何かあったらすぐに連絡をくれるように頼んで発ちました。日本滞在中も連絡が来たら、すぐに戻るつもりでしたが、幸い急変はなく予定通りに戻ってきました。

 

なので、できるだけ早く会いに行きたいのですが、なかなか主人の腰が上がらないのは、義母の様子を見たら私がショックを受けるんじゃないかと心配しているのかなと。

 

義母のあの家にいっても、義母が迎えてくれることはもうなく、笑顔で暖炉の前のソファを勧めてお茶やお菓子を差し出してくれる義母がもういないのだと思うと、時の流れはいたしかたないと思いつつ、胸が痛くなります。

 

 

義母の家の暖炉。小さいのにその温かさ、まったく煙の臭いがしないことにいつも驚かされた。

 

状態は安定しているようですが、義母の希望でcare homeにいるのだとか。段差の多い義母の家ではもう思うように動けないことを、ご本人もよくわかっているのでしょう。

 

care homeのスタッフがとてもよく世話をしてくれるので、居心地が良いようで、義母も満足していると聞いて、そこだけは良かったなと。

 

ただ週に£700くらいかかるらしく、今は義母の貯金で賄っているけど、その後はーと主人が言うので、必要な時になったら、私にも負担させてね、とは言っていますが、主人が私に頼るかどうか…。

 

毎年、一時帰国の後は日本からのお土産を届け、夏休みには翌年の日本のカレンダーを届けていたのですが、来年のカレンダーの話をすると、主人が悲しそうな顔をするのを見るのが辛い…。でも、ちゃんと今回も届けたいと思っています。いつもと同じに。いつものように。