国際人って、日本人、外国人に限らず、国境を超えて仕事が出来る人、活動出来る人。それを達成するためにその国々のカルチャーを理解し、より良い人間関係が構築できるコミュニケーション能力を持っている人だと思います。

と言うのは、国際人 定義、でググって最初に出てきた説明です。

何で急にこんなことググったかと言うと、最近少し気になることがありまして。

最近インド人の同僚が多いのですが、インドの中でも地域によってるみたいですが、Yesと言う肯定の際のジェスチャーで首を横に何度か振る人が近くに2人います。

以前、うちの会社がインドに工場を作った際に当時の日本人駐在員が現地の従業員との意思疎通で苦労した話を聞いたことがあります。その中で、なかなか仕事の工程を理解してもらえず一生懸命何度も説明してる時に、わかった?と聞くと首を横に振られて、そのジェスチャーの意味を知らずにかなり頭にきたことがあった、と言う内容もありました。

なので私は、この首横振りについて知ってはいましたが、実際に話している時に何度も首を横に振られるのは、意味をわかってはいても気になっちゃうなー、と最近思ってます。

そこでふと、国際人とは、自国のジェスチャーが他の国では否定の意味になると理解して、海外ではやらないようにする人なのか、もしくは各国いろいろジェスチャーや習慣が違うもんだからね、と細かいことは気にならない人なのか、どちらだろう?なーんて考えておりました。

麺を食べる時に美味しそうにずずずとすする音は、アジア圏外では不快に思われる、と知っている私は海外ではすすりません。日本に海外のお友達が来て一緒にラーメンやお蕎麦を食べに行く時は、日本では音出す食べ方が美味しそうな食べ方とされているから、すすらせてね。でもすすらなきゃダメと言うわけではないよ、と聞かれてないのについ毎回言っちゃいます。なんだか言い訳がましいな、とかも思います。

中国人は、かなりスマートな感じで上手な英語を話す人であっても、ご飯一緒に食べるとピチャピチャ、くちゃくちゃ食べる音をさせる人が多くて、そんな時少し残念な気持ちになったりします。

貧乏ゆすりは日本ではいかなる場面でも、貧乏ゆすりと言うくらいだからやらない方がいい動きだと思うのですが、欧米ではそうでもないようですし。以前30代で最年少役員になったアメリカ人上司がいましたが、彼は会議中よく貧乏ゆすりをしていたし、娘と同じチェスクラブで先日の全仏大会で一位になれる実力がありながら四位だった女の子(二年も飛び級してる)は、試合中チェスボード見つめながらずーっと貧乏ゆすりしてます。

ここまで書いて私の結論は出ました。

多分、いろんな国でいろいろ違うってのが当たり前だから、細かいことを気にもとめない許容範囲が広い人間の方が国際人としてきっとうまくやっていけるのでしょう。そんなマインドセットだと、気持ちよく誰とでも円滑なコミュニケーションが取れてどんな国の人ともスムーズに仕事が出来る。

とは言いつつも、私自身は郷にいれば郷に従うってことで、フランスではラーメンすすらないし、インドにもし行くことがあれば、うん、そんだね、わかるよ、わかるよ、と言いながら首を横に振ろうかなー、、、これはなかなか難しいか。

国際人とは、他人の行動が気にならない人

新定義です。