私、昔より腹が立たなくなりました。


20代後半は、仕事でもよく腹立ててました。


この人馬鹿なの?

本当、使えないよね!

働き蜂の原理で組織の2割しか働かない

って本当だね!


そんな、己を何様だと思っておるか、みたいな

大胆なことを、うんうん、そうだね、

と聞いてくれる年配者に残業中や飲みに

行った時に、たくさんほざいていたような

気がします。

(あー、恥ずかしい)


でもこう言うことに腹を立つ自分は、逆に

馬鹿じゃないし、使えるし、働いてる

2割の働き蜂だと言いたかったんで

しょうね。腹を立てることで、そう認めて

もらうのに必死だったのかもしれない。

そうやって頑張ってたのだろーなー。


その時に読んだ本。


小池龍之介

もう、怒らない


そのまんまなタイトル!笑


東大卒のお坊さんが書いた本。

お坊さん的視点のアンガーマネジメント

ですね!


脳は刺激があると気持ちよいらしいです。

怒りは脳への刺激です。怒ってると、悪口

言ってると、結局は気持ち良くて、もっと

刺激が欲しくなるんですって。


本に書かれていたことを実践しようとも

してみました。怒りを、自分を観察する

ってことを。でもその時は難しかった。

出来ませんでした。


子ども産んで復帰してから、会社で腹が

立たないなーって思い始めたんですよね。


子育ては、思い通りにいかないことしかないし

思い通りにいかない時、相手にも(赤ちゃん)

理由があるから、しょうがない。

みたいな気持ちが芽生えたのかな。


余談ですが陣痛キツすぎて、私はもう痛みも

感じないだろうと思い、事実、足の小指

を角にぶつけても出産直後はあまり痛いと

思わなかったけど、この痛みはすぐ戻っ

てきました。笑

痛み感じないと危険ですもんね。


会社で腹が立たなくなりました。

辛いな、悲しいね、ガッカリだね

みたいな気持ちになることはあっても

そう言うもんだね、何かその人なりの

理由があるんだろうなー、、、

でも自分の思ってるところに落とすには

はて、どうしよう、、、?みたいな。


でも、立場上、腹立てた方がいいのかな?

喧嘩した方がいいのかな?みたいな時もあり

腹立たない自分はまずいのか?

とか思うこともありました。


例えば、納期遅れました、こう言う理由です。

と代理店に淡々と説明された時、そうか、

そう言う理由か、オッケー、わかった。

って一瞬思ったけど、少し怒ってます、

と見せた方がいいのかな?とか思って、

本音ではないが少し怒ったふりをして

みたこともあります。

さっきよりもう少し真摯な”申し訳ありません

でした“が出てきて、うん、多分これで私の

役目は演じれたのだろう、と思ってみたり。


と言うと、本当に穏やかな人みたいに

聞こえるかもしれないけど、普段娘にも、

腹立って怒るし、夫にも怒るし、何か問題が

あり、電話でオペレーターと言う立場の人

と話してる時は、日本でもフランスでも、

だいたいイライラしてるんですけどね。


でも、あの20代後半の高飛車な怒りは

もう沸かないですね。

会社でアラフォーになってなお、喧嘩腰の人

見ると、逆にすごいなー、って思う。


なんでこんなことを今日書こうかと思った

かと言うとですね、海外在住者の、

住んでいるから見える愚痴記事でも

書いてみようかな、と思ったのです。笑

ここがこの国おかしい!みたいなことを。


そう言う記事、人気高いじゃないですか?笑


でもね、腹が立つようなことが、

フランス、ここがおかしいでしょ?

ってことが、何も思いつかない、、、笑


いや、あるんですよ。多分。


夫が子ども用ギター買ったら、なかなか

届かず、あげく今日三回も届けに行ったし、

何度も電話したのに出ないから、Amazon

に送り返した、とか配送業者に言われました。

んなわけない、ずっと家にいたし、電話も

なってない、AmazonはAmazonで配送業者

の連絡先すら分からない。


日本在住15年以上の夫は、日本だったら

絶対こんなことない、フランス人めー💢

ってぶち切れてるんだけど、私は横で、

そんなしょーもない嘘つくとかまじうけるー!

って爆笑してたら、夫も途中から笑い出して

ました。


あっ、そうだ!思い出した。

昔、まだいろいろ腹を立てていた若い頃、

妊娠初期だったかな、コミュニケーション

の専門家でパフォーマンス学みたいなことで

講演や本書いている方と、会社の研修の

一貫でお話しする機会があり、仕事で

どうしても腹が立ってしまう話を相談

したことがありました。


ピカーンと明るいその方は、あなた、今は

何よりも大事なものがお腹にいるんだから、

そんなこと気にすることないわよー!


と言われ、さらに、


本質以外は寛容に!


って言われたんですよね。


すっごーくしっくりきた。これだ!と。


でも本質が脅かされそうな時は、怒って

戦ってよい、と。


若い時は、お坊さんの本も、この言葉も

意識してやろうとしても難しかったけど、

それから10年とか立って、意識しなくても

出来るようになったのかもしれないですね。


もしくはおばさんになり、鈍感になっただけ?


まー、あまり腹が立たない鈍感力は

海外生活を穏やかに送る上で、精神面に

非常に役だっているような気がしました。


でも、そんな私でもびっくりしちゃうような

ことが起こったら、紹介しますねー!!


最後に、今朝のマルシェで撮ったチーズ!



全てヤギチーズ!

黒いのは木炭らしいです。

カビ以外の雑菌から守るために製造

過程で付けるらしいですよ!


では!