来シーズンのアサインが発表されました。

まず男子

SA ブレジナ、ベルネル、羽生小塚町田、メンショフ、マヨロフ、アボット、ラザーノ、TBA(USA)

SC チャン、フィルス、TBA(CAN)、アモディオ、無良織田、デニス・テン、ガチンスキー、フェルナンデス、ロス・マイナー

COC レイノルズ、グァン、ナン・ソン、TBA(China)、ジュベール、コンテスティ、町田高橋、ドミトリエフ、リッポン

RC チャン、ブレジナ、小塚織田、デニス・テン、ブッシュ、ガチンスキー、TBA(RSU)、ドーンブッシュ、ウィアー

TEB ヘンドリクス、ナンソン、アモディオ、ジュベール、TBA(FRA)、コンテスティ、無良、アボット、ウィアー

NHK レイノルズ、ロゴジン、羽生村上高橋、ヴォロノフ、フェルナンデス、ドーンブッシュ、マイナー、リッポン

ぱっと見て、毎年思うことですが、今年もどこも激戦だなあと。
日本勢は高橋、羽生、小塚、織田、無良、町田の6人が2枠、村上が1枠、計13枠。
びっくりしたのは、NHKにワールドの2位、3位の高橋、羽生、
TEBにワールド4、5位のジュベール、アモディオが同時にエントリーされていたこと。
1~3位、4~6位は同じ試合には出ないものと思っていたのですが、ルールが変わったのでしょうか?
来季復帰のジョニーはロシアとエリックの2戦エントリー。連戦になりますけど、楽しみですね。
やはり復帰の噂のあったライサチェックとプルシェンコの名前がないのですが、
SA、RCのTABのところに入ってくるのかな?
どの試合もおもしろそうだけど、個人的にはロシアがいちばん興味があるかな。
世界王者のチャンに、去年のワールドのメダリスト2人と4位だったミハル、復帰のジョニー。織田くんもいるし、さらにここにプルシェンコが加わるとしたら、なんだかもう、どんな順位になるか想像がつかない。
日本男子的には、SAとNHKが激戦になる、のかな?

週末から月曜まではスケート的に盛りだくさんすぎて、見るのも追いつかない状態で、
当然感想を書くのも追いつかず…。
そうこうするうちに記憶が薄れていくわけですが、でもせっかくSPまでは書いたから、
今さらながら、記憶に残っていることだけでも書いておこう。

http://www.isuresults.com/results/ec2012/CAT004RS.HTM


ユーロ男子FSは、第3グループから見始めました。
最初がケヴィンの出番だと思ったら、なにやらコーチなどと話をしていて、その後ジャッジのところへ。
けがにより棄権というアナウンスが流れてびっくりしました。あとから実況で、SP転倒時に手を傷めて、
ぎりぎりまで出場できないかとがんばったけれど無理だったという説明がありました。残念です。
最後のユーロだから、というようなことも言っていたようですけど、去年もそう言っていたのに、
今シーズン出てきてくれたので、まだまだ姿を見られるものと信じています。

ケヴィンの棄権により滑走時間がぐっと早まったジュベール。ただでさえSPで調子悪そうだったのに、
時間が早まって大丈夫なのだろうかと心配になりました。
そうしたら、最初のクワドを決めたので、おお、これは!と思ったんですけどね……
ほかのジャンプにミスが目立ち、コンボも入らず……
でも、試合後のコメントなどは前向きみたいですし、本人的には納得できた演技だったのかな。
それならばいいんですけど。でも、もう少し今のルールに合ったプログラムにできないのかなあ。
4回転やほかのジャンプが以前のようには跳べないのだとしたら、ほかの部分で補っていかないと
点は出ないし、いい順位にはならないんですよね。それどころか、4回転や3回転が跳べたとしても、
それだけでは勝てないのが今の男子シングルの状況ですから……
本人が目指すところがどこにあるのかにもよるのでしょうけど。
ニースでは笑顔が見られるといいですね。

ケヴィンの棄権とジュベールの演技で疲れてしまって、このグループの残りは見ていません。
それで、第4グループは全員見たのですが……えーと、プルシェンコのすごさばかりが印象に残っていて、
ほかの記憶があまりない^^;

プルシェンコ、すごいすごいばかり言ってますが、もうそれしか言葉が見つかりません。
正直言って演技はあんまり好きではないんです、昔から。
でも、元々並外れた能力を持っている人だというだけでなく、その力を維持し、
ここぞという場面で発揮するために、ものすごい努力をしている人なんですよね。
そのことを今回改めて強く感じました。
手術を控えて、痛みなどもある状態での演技、けっして本来の調子ではないのでしょうけれど、
それであれだけの演技をしてしまうんですからね。
その凄みみたいなものもびしばし伝わってきて、鳥肌ものでした。
全盛期だったトリノはともかくとして、バンクーバーよりもいい演技だったんじゃないかしら? 
復帰してからの演技のなかではいちばん心に響いてきました。
あとすごいなあと思ったのは(って、またすごいですが)、バンクーバーのときよりもずっと、
ルール対策をしてきているみたいだったこと。
現行ルールでどうやって点をとるかを考えたプログラムだったように思いました。

優勝インタビューで、手術をして足を万全にして、来季は全部の試合に出る、
そしてソチでは4度目のオリンピックに出場して、また表彰台にのると語っていたのですが、
ほんとうにこの人ならやってしまうかもしれないなあと思いました。
足がよくない状態であれだけのことができるのだから、手術をしてちゃんと回復した暁にはどうなるのか、
その上ルールを考えたプログラムをつくってきたら、いったいどんな演技をするのだろうと空恐ろしくなりました。

4度目のオリンピックで4度目の表彰台もかっこいいですけどね……
でも3つしかない台なので、ほかの若い選手たちにもがんばってもらいたいところです。

プルシェンコのすごさばかりが目につくなかで、2本の4回転を入れて構成をあげ、
大きなミスなく滑りきったガチンスキーにも、ちょっと凄みを感じたかな。
ただ、構成が難しくなった分、慎重になっていたのか、滑りそのものはあまりよくなかったように思います。
元々、スケーティングの面ではシニアのほかの選手に比べるとまだ見劣りするところがあるので、
緊張する場面で難しいプログラムを滑るのは大変だったのでしょうね。でも、立派な銀メダルでした。

プルシェンコとガチンスキー以外は、みんなミスが多くて、3位はこの人!と思える人がいなかったのですが…
それにしても、アモディオの3位には驚きました。
ミスもちょこちょこあったけど、それ以上に、あまりにも奇妙なプログラムにあっけにとられていた
というのが正直なところです。
せっかくプログラム変えてきたのに、何度も曲想が変わって落ち着かなくて、
結局は滑るより踊るプログラムなのか、とちょっとがっかりもしたりしていました。
こういうのって、PCS出ないんじゃないのと首をかしげていたんですが、けっこうでましたねえ。
80点超え。うーん、けっこう評価されるプログラムなんでしょうかね? よくわからん。

ブレジナも、そんなにいい演技だと思わなかったんですが、本人はガッツポーズしてて
キスクラでも満足そうでしたよね。表彰台はいけたと思っていたのかな? また4位で残念でした。

シーズン初めには、今季のユーロはブレジナとフェルナンデスの戦いだろうと思っていたんですけど……
フェルナンデスも調子悪かったですね。決まった4回転はきれいだったけど、それだけでは勝てませんものね。

でも、今回不調だった選手、悔しい思いをした選手は、きっとワールドに向けて修正して臨んでくるでしょうから、
ニースに期待です。
演技が見られないとじりじりしていたら、ゆめりんく愛知のアカウントでアップされていました。
カメラの位置的に見づらい部分もありますが、演技全体を見られるのは貴重。
ついでに6分間練習の映像があればいいのに。
それと、ほかの選手の演技も見たい(と贅沢を言ってみる)。

練習では決まったという4-3。本番は4T転倒で残念でした。
今日のFSでは成功しますように。