・子どもが勉強しない・ダラダラ漫画、
・テレビやYouTubeばかり。
・先生から呼び出されて、心がザワザワする。
「このままで大丈夫なん?」「ちゃんとして」「なんでできへんの?」
つい、強い言葉をぶつけてしまう。
正さなきゃ、直さなきゃ、修正しなきゃ。
でも、
本当に整える必要があるのは、子どもじゃなくて、お母さん自身です。
子どもを正したくなるとき、何が起きているのか。
・子どもの今の姿を見て、不安になる。
・将来が心配になる。
「高校行けへんかったらどうしよう」
「このまま大人になったら…」
でも、よく考えてみてほしいんです。
その「不安」や「心配」、子ども本人が口に出して言っていますか?
多くの場合、それはお母さん自身の感情です。
不安も、心配も、悲しさも、焦りも。
全部、お母さんの中にあるもの。
そしてその感情をどうにかしたくて、子どもをコントロールしようとしてしまう。怒ってしまう。修正しようとしてしまう。
でも、それは逆効果なんです。
子どもを見ているようで、実は「自分」を見ている。
子どもにイラッとするとき。強く言ってしまうとき。その奥には、必ず理由があります。
多くの場合、それはお母さん自身の幼少期の経験や、「こうあるべき」「ちゃんとしなさい」と言われて育った記憶。
だから私は、こう問いかけてほしいと思っています。
もし、あの子が「昔の自分」だったとしたら?
もし今の子どもが、子どもの頃のあなた自身だったら。
・ダラダラしてしまっているとき
・嘘をついてしまったとき
・できない自分を責めているとき
そのとき、どんな表情で、どんな声で、どんな言葉をかけてほしかったですか?
怒られたかったですか?責められたかったですか?
それとも——
「大丈夫やで」
「今はそうなんやね」
「ちゃんと見てるよ」
そんな言葉だったかもしれません。
一度、ここで立ち止まって、
**“自分だったらどうしてほしいか”**
を感じてみてください。
子ども基準じゃなくて、
正解基準でもなくて、
あなた自身の感覚で。
自分を受け入れられないと、子どもも受け入れられない。
自分を受け入れられていない状態では、子どもの「ありのまま」も受け入れられません。
怒られ続ける子どもは、
「自分はダメなんだ」
「認めてもらえない存在なんだ」
そうやって、人としての土台が揺らいでいきます。
それは、成績の問題でも、行動の問題でもなく、アイデンティティの問題です。
大事なのは、放置でも過干渉でもない
「干渉しない」と「放っておく」は違います。
・やってもやらなくても、普通にご飯が出てくる
・感情的にならず、淡々と関わる
・「今はYouTube見たいんやね」と事実をそのまま受け取る
・評価もしない。
・コントロールもしない。ただ、存在を認める。
「そこにいるのは分かってるよ」
「あなたの存在は大丈夫」
それだけで、人の土台は少しずつ安定していきます。
子どもが変わる前に、お母さんを整えよう。
頭では「こうした方がいい」って分かってる。
でも心は、「ほんまはしんどい」「不安でいっぱい」。
このズレがあるまま言葉をかけても、子どもには伝わりません。
脳・心・行動が一致していること。これが、本当の意味での関わりです。
お母さんが根本から整うと、本当に、子どもは変わります。
これは理論じゃなく、私自身の子育てと、クライアントさんの変化で何度も何度も見てきた事実です。
もし、今日の話が少しでも引っかかったなら
「どういうこと?」
「それって自己受容とどう繋がるの?」
「人間の土台って何?」
そう思った方は、ぜひ一度、話をしに来てください。
子どもの問題に見えて、実はお母さん自身の人生の話だったりします。
修正が必要なのは、子どもじゃなくておかんです。
でもそれは、責めるためじゃない。
楽になるためです。
今日も読んでくださって、ありがとうございました。