ノーナレ「"悪魔の医師"か"赤ひげ"か」

NHKにて昨夜放送済みです。
とても深い良い番組でした。
放送前に宣伝すれば良かった(/ _ ; )

12年前の宇和島徳洲会病院にて行われていた病気腎移植について、関係者の方々が当時を振り返って語ってくれました。

当時行われていた移植は生体腎と死体腎で、病気腎移植は医学的に倫理的に人体実験に当たると、移植学会やマスコミより強く非難を受けました。

万波医師は、77歳の今も現役でお仕事されていてすごいですね。当然、赤ひげです。
先生の良さは、患者さん達とのやり取りからも伺うことが出来ました。

調査によると、手術後のがんの再発と疑われたケースは、42例中1例とのこと。

気になる10年後の移植腎生着率は、
生体腎45%、病気腎40%、死体腎16%でした。

病気腎移植はアリだと思ったら、去年の10月に病気腎移植を先進医療として、条件付きで認められていました。
ちゃんと新聞読まず、すみません(^◇^;)

番組の最後の方で、無脳児からの移植が行われた話も有りました。
無脳児からの移植はブラックジャックのお話だけだと思ってたんですが、リアルなお話だったんですね。大島先生は今も当時の移植について苦しんでいる感じがしました。

「ドナー数が足りない、問題はそこ」
「世界の常識は、日本の非常識」
「患者さんの自己決定」

など、印象に残るフレーズが多かったです。
移植経験の透析患者さんのインタビューもあり、移植について、透析について、色々と知ることが出来き、考えさせられました。

一緒に見た娘は「赤ひげ」が何のことか分からずで「赤から」なら知ってると…。

黒澤映画はほとんど観せてなかった(^◇^;)