前回の投稿に書いた、スザンヌ・ヴェガのライブの前に
寄ったのはこちら。
サントリー美術館で開催中の『琉球―美の宝庫』展。
ビルボード・ライブ東京と同じミッドタウンの中ですから、猛暑でも楽ちんです
ちょうど時間も余っているし、行かない手はありません。
琉球と言えば。
その昔、学校で行った旅行で沖縄がすっかり気に入り、20代は本当に毎年毎年通って真っ黒に日に焼けて
…この日焼けの歴史は、今になって後悔しているのですが。
離島全島制覇 をめざしていたのですが、達成できぬまま…
その後、パッタリ行かなくなってしまったので、久しぶりで心が痛いほどに懐かしい沖縄ワールドです。
今回展示してあるのは、紅型に代表される染物や織物、首里や那覇の風景や風俗の描かれた絵、中国に倣った水墨画、そして螺鈿や沈金などの細工を施された漆器など。
どれも、どちらかと言うと日本より中国の影響が感じられます。
見事だったのは琉球漆器の螺鈿
夜光貝をうす~~~く研いで張り付けるそうですが、色の美しいこと!細かいこと!
そこに沈金の細い線と、金箔の使い分けで見事に図案にメリハリが。
保存状態のよい物は、宝石のような美しさなのでした
そして「保存状態が良くない」と、わざわざ解説に書かれているもの ――金が剥げ、漆の下地が見えちゃってるのもありましたが、作る過程が垣間見られるようで興味深かった
さくさくっと見るつもりが、意外に見応えがあり時間がかかりました。
日舞の稽古から、立ちっぱなしでの美術鑑賞。
さすがに疲れて出口近くにある 不室屋Cafe で「生麩の冷汁粉~」
生きかえりました~~
さて、一休みしたところでスザンヌ・ヴェガのライブへ
彼女のヒット曲「Tom's Diner」の主人公のように、軽やかに店を後にしたのでした。。。