雨の日曜日にちょっと悩ましい話。
私には「1の亡霊」というものがおりまして…
というのも、数を計算する時、1を足したり引いたりしなきゃいけないものって結構ありますよね?
例えば「植木算」というのでしょうか、一定の間隔で木を植えていって、木は何本、間隔は何メートルあるか、というような計算です。
両端が木なら間隔の数は「木の数-1」って小学校くらいで習いますよね。
あと数え年と満年齢の違いとか。
実際の生活で使うのは満年齢ですが、お祝いや厄年などは+1して数えを使うことも多いでしょう。
ちなみに誕生すると、生まれた年を0歳と数える満年齢ですが、日にちに関しては1日目と数えるのだそうで。
つまり誕生日の前日が0日目。
1年経つ365日目は実際の誕生日の前日なのです。
そのため、3月31日に年を重ねる4月1日生まれまでで学年が分かれる、という中途半端な区切りに。
ね、なんだか1が増えたり減ったり混乱するでしょ??
これが「1の亡霊」です。
同級生でも早生まれかどうかで1を足したり引いたり。
何周年や何回忌の数え方も。
人数の表現でも自分を含めるか、含めないか。
音楽に絡めて言えば
ある部分を「2回繰り返し」と指示のある場合、その部分を2回演奏するのか、2回戻って3回演奏するのか。
音階でも、「1度上の音」と「1度」は違います。
なのに。
「3度上」と言った場合は、なぜか「3度」のことを指します。
今気づきましたが。ふうむ。。おかしいですねぇ…
じゃあ、例えば。
1階にいて「1つ階を上がって」と言われたら2階へ行きますよね?
では「3つ階を上がって」と言われたら何階に行きますか?
これはちょっと手強い亡霊ですねぇ~~。
と、こんなことを長々書いたのは…。
先日、ロシア語でこの亡霊に出会いまして
ロシア語での時間表現で
「○番目の時間帯の1/4分」
というような言い方がありまして、12~1時を1番目、1~2時を2番目と表すので、実際の時間は○-1なのです。
なので、○が3だと2時15分のことですし、4なら3時15分、と。
バリバリ1の亡霊が出てくるではないですか
ただでさえ、序数詞個数詞に格変化やらアクセントの移動やらあってややこしい数字に
自分で使う場合には+1時間。
足して訳して格変化して う~む。。。頭から湯気出そう。まだ当分使えないな(笑)
普段の生活でもしょっちゅう間違えては「でたっ!また1の亡霊っ」と冷や汗かいているのに
ロシア語でも出会うとは。。。
フランス語の80が「4×20」以来の「…どうしてそんな面倒な」な驚きなのでした。