先日練習をのぞいたバレエ・コンサートも無事終了
私も裏方でお手伝いをさせていただきまして、心配したり感心したり感動したり、刺激的な一日で思うこと多々あるのですが…
それにしても。
この曲を聴くたびにビックリします。
バレエでいうと、所謂「くるみ割り人形」の金平糖のグラン・パ・ド・ドゥのアダージョ。
音楽的にいうと「くるみ割り人形」作品71第2幕第14曲 パ・ド・ドゥ アンダンテ・マエストーソ。
すごく感動的な曲だけど、基本モチーフが
ド~シラソファミレド とその短調形 ラ~ソファミレドシラ。
実音では「ソ~ファ#ミレドシラソ」と「ミ~レドシラソファ#ミ」かな。
ただの超基本的音階じゃないですか!!
それなのになんだろ、この神々しさ
この盛り上がり感
背景の和音のつけ方が絶妙で。すごいです。
同じようなビックリはディズニー映画でもおなじみの「美女と野獣」のサビ。
ドレミファソ~
もう一回 ドレミファソ~
さらにもう一回 ドレミファソ~ といくと今度は ソファミレド~ って、、、
下りてくるだけじゃん
あまりのメロディーの単純さにビックリします。
多くの作曲家たちは美メロディーを作るのに苦心しているのに。
チャイコフスキーは「くるみ割り人形」の金平糖の精の踊りでチェレスタを使うことをギリギリまで内緒にしていたそうですが。
「ド~シラソファミレド」も先に使われなくてよかったね
と、そんな感動にも打ち震えながら、舞台袖からバレエを見ていたのでした。
舞台操作盤の前にちょこんと。
主役のお人形さん