桜が終わったと思ったら、木も草もあちこちから新芽が顔を出し始めました
毎年の事ですが、我が家の周りは雑草どころか、あっという間に藪だらけになってしまうのです。
今年も秋まで、緑との闘いが始まるのだなぁ~と、ちょっと憂鬱な春。
とりあえず、ライブが終わるまでは見て見ぬふり
そんなざわざわした心を静めるのにぴったりの本。
病院通いの車中で読む本を探しに、図書館へ出かけて見つけました。
レイチェル・カーソンの「われらをめぐる海」
われらをめぐる海 (ハヤカワ文庫 NF (5))
821円
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落ち着いた語り口で、海の長~~~~い歴史から、神秘的な潮の干満と生きものの関係、浜辺での海と陸の攻防などなど、知っているようで知らない世界を教えてくれます。
その深さ、広大さ
そして言葉の美しさと言ったら
普段、本にはなんの書き込みも印もつけない私ですが、丸覚えしたい言葉がたくさん!
なので図書館にはさっさと返却して、購入いたしました。
何度も読み返してボロボロにしてもいいように。
大昔に一度読んだ『沈黙の春』をはじめ、彼女の他の本も読むつもりですが、大切な本が一冊あれば十分、という幸せに今は浸っております
余談ですが、図書館で借りた本に線が引いてあったりすると、「なんでだろ???」と思っていたのですが、我が意を得たり となると、思わず線を引いてしまうものなのでしょうか。
ちょっと気持ちがわかった気がします。
図書館の本への書き込み禁止にはもちろん賛成ですが。
書き込みや傍線の書かれた本を読む面白さも図書館本ならでは。
前に借りたどなたかが、この文に何か感じたのだと思うと、その方と会話しているような気もして二重に楽しめる場合もあります(笑)
病気に関する部分だと「大丈夫か?」と心配になったり。
誤字をちゃんと直してあったりすると「だよねぇ~」とうなずいたり。
ちなみに今までで一番説得力のあった書き込みは、亡父のとある本の表紙裏に書かれた「クドイ!もっと端的に言え!」でした
話題になった本だったので読もうかと思ったのですが、表紙をめくった途端にその書き込み。
その著者に関しては私も同意見でしたし、父の声が聞こえたようで読む気を失いました