またしても終了間際。

 

そごう美術館の『今右衛門の色鍋島~人間国宝の技と美』展へ行ってまいりました。

「色鍋島は、江戸時代に佐賀・鍋島藩窯が生み出した最高級色絵磁器…」

 

とのことで、すばらしい技術と美、そして品格を持ち合わせた磁器がずらりと並んでおりましたキラキラ

実用品ではなく、壷や大皿など庶民がもらっても困ってしまうような芸術品ばかり…それもそのはず、将軍家、天皇家への献上品クラスなのでございます。

それを見させてもらって眼福…どころか、「あっちの方がいいな~」「これは好きだな~」などと勝手なことを言いたい放題で、庶民は気楽なもんです爆  笑

 

 

現在の14代今右衛門の作品から始まって、13代、12代…と10代まで遡っていき、その他江戸時代の名品が多数。

その中には金繕いされたものもあり、一流品に施された繊細な繕いを見られたのは収穫でした。

伝統と、新しい挑戦の間で試行錯誤する13代目、14代目今右衛門の姿勢にも学ぶところ多く、13代の吹墨の技法で色付けされたグレーの色合いや、14代が取り入れたプラチナは印象的でした。

 

漆芸など、多くの職人さんが関わって皿一枚、器一つを作る工芸は、後継者不足などでどこか一部門が失われてしまうと制作できなくなる危険があり、最近はすべての工程を一人でこなす作家さんも増えていますが、「それぞれの専門分野の最高の職人が関わることで、一人ではできない作品が生まれる」との言葉に納得。。

 

いろいろ考えさせられました。

 

 

 

最後に阪口恵子氏によるテーブルコーディネート。

 

 

今年はテーブルウェア・フェスティバルに行かれなかったので、ちょっと嬉しい笑い泣き

 

 

 

 

お月見コーディネートですが、この左手上の青いウサギの皿は個人的にズキュン恋の矢

 

 

 

横浜・そごう美術館にて18日まで。

本当に終了間際!

 

ご興味のある方、お急ぎくださいねビックリマーク