『ジャズのふしぎな旅』 とタイトルをつけながら、音楽の話から遠ざかっておりました。
久しぶりに正統派ジャズの話題。
コットン・クラブにてビル・チャーラップ・トリオの最終日。
このビルさん、私も大好きなウディ・アレンの映画の音楽を担当しているディック・ハイマンのいとこなんですね
「カイロの紫のバラ」「世界中がアイ・ラヴ・ユー」「ギター弾きの恋」などなど、ウディ・アレン監督の映画では、音楽も重要な役目を担っています。
その方のいとこなのであります。本人じゃないよ~(笑)
ベースにピーター・ワシントン、ドラムはケニー・ワシントン。
1年半前の来日時と同じメンバー。
それもそのはず、結成20周年だそうです。すごいねぇ~!
スタンダード中心の、王道ピアノ・トリオです。
それでも決して古臭くない。
アレンジをピリリと効かせて、バラードでもいい緊張感を保っています。
2016年のステージの感想もブログに詳しく書いております。
興味がありましたらお読みください
いつの時代の曲でも、どこの国の音楽でも、
美しいものは美しいのですね
難しく、ジャズっぽく、ついカッコつけようとしてしまうけど、削ぎ落としてシンプルに。
そこに個性がピリッと加われば十分なのだと改めて感じました。
音楽をやるのに知識や技術も大切ですが、一番大事なのはセンス。
センスには人間性まで透けて見えてしまいます。
まだまだ鈍い自分を日々磨き続けようと、新年早々いい刺激になりました。
狙い通り、良質な音楽を堪能いたしました。