昨日聴いた気になる一曲。
帰りの電車で会った、いい気分~のオジサン。
ダリリリリリ~ダリリリリディ~リリ~…と密やかに歌っていたのは
オリーブの首飾り
確かに聞こえましたよ
何ゆえに「オリーブの首飾り」が、いい気分~ の頭に浮かんでいたのでしょう
ちなみにこの「オリーブの首飾り」、日本ではポール・モーリアの演奏と、手品の定番BGMとしておなじみですが、実は作者不明。
作曲者のクレジットは一応、一番最初にヒットさせたフランスのグループ『ビンボー・ジェット』の1人、クロード・モルガンとなっているのですが、アフガニスタンのシンガーソングライターが先に歌っていたという説もあり、正確には作者不明、というか不明確。
アフガニスタン生れの歌だったら面白い!
酔っぱらって口ずさむほど知られているメロディーなのに、誰が作ったのか謎なのです。
謎は身近なところに、ですね
さて、話は変わって
ここ数年、着実に年を取っていくことに焦って「やりたいことやらなきゃ!」といろいろな事にチャレンジするようになりました。
ロシア語もそうですが、もうひとつ
金繕い~~
所謂、金継ぎです。
昨年から一年間学んで、やっといろいろ仕上がってまいりました。
子供の頃にもらったオランダ土産の人形。
首とスカートの真ん中でカッパリ割れてしまったのを継ぎました。
元々は、肩に担いだ棒に桶がぶら下がっていて、振るとチリンチリン鳴るベルだったのですよ
写真では金との違いが分かりにくいですが、エプロンの花柄と、後ろのリボンの部分は、銀で仕上げました。硫化して黒くなり、目立たなくなるのを待ちます。
このお皿は、のり漆で接着中。
のり漆は、やわらかく炊いたご飯を練って本透明漆(「本漆」ではなく、「新うるし」を使っています)と混ぜて作ります。
強度が上がるのだそうですよ。
ずれないように度々チェックします。
金を蒔いて仕上げると、普段使いの食器でも愛着がわきます。
これはデビュー作ですが、銀で底の柄に似せた梅の枝を装飾しても良かったかも。
まだまだ奥が深い…。
その昔、額縁屋さんで額装のバイトをしていたことがあり、また何か工芸的なモノをやってみたいと思っていたのですが、実は私、自由に何かを作ると言うのが大の苦手
絵を描くのも写生や模写は好きなのですが、自由にと言われると途端に何も描けなくなるのですよ。
音楽も、オリジナルをやってみたいと思ったこともなく、作詞だって絶対しません、きっと。
そのかわり、他人の作品をいじりまくるのは大好きで
金継ぎはバッチリ楽しいです
磁器、陶器、漆器…と興味は広がり、日本の模様の格や筆使いなど、今まで知らなかったことが沢山
もう少し慣れたら、本漆に挑戦したいな。
かぶれるだろうな… でもやりたいな。
やりたいことは、どんどんやらないと…。