やっと行ってまいりました、新しい観世能楽堂
お世話になっている方の奥様が「羽衣」を舞われるというので
お誘いを受けた時から楽しみにしておりました。
銀座に移る前の渋谷、松涛にあった観世能楽堂は
私が初めてお能体験した能楽堂でした。
まだ二十歳前で…
ちんぷんかんぷんだったけど、それでも一時よく通ったのです。
なので思い出深い能楽堂。。。
高級住宅街の中にある佇まいも好きでした
ただ大人になって(というか、年を取って)
渋谷の雑踏を敬遠するようになり
ずいぶんご無沙汰…のままクローズ。
そんなわけで通いやすい銀座に移るのは大歓迎です。
といっても最近の銀座は、いつも観光客で込んでますが…
さて、GINZA SIXに行けばいいのだろう、と
中央通り側の入り口からズンズン入って行ったら
能楽堂のある地下3階に下りられない…
案内の方に聞いたら、売り場の隅っこの扉の先に
能楽堂行のエスカレーターがあるとのことで。
もっと案内が欲しいと思いましたが、
まあ、デパ地下からそのまま能楽堂、というのも
なんだか騒々しすぎるので仕方ないのでしょう。
後でHPを見たら、ちゃんと
中央入り口からは行きにくいので
三原通り側から入るように記載してありました。
で、下りていくと中は…意外とシンプル。
ロビーもあまり広くはなく、食堂もないではないか!
…別になくてもいいのか。
でも催し物によっては長丁場だぞ
混雑してそうな上の下界に(変な言葉)買い物行くのヤダし。
それならエスカレーターをもっと…
いや、我儘言うのやめよう。。
え~、木をふんだんに使った壁はピカピカに輝いております
客席への扉も、壁と一体感ある木材なので
パッと見たところ
奥にあるトイレへの通路の壁が
時々バッと開いて人が出入りする…みたいな(笑)
いや、モダンです
客席も、広~~いGINZA SIXの敷地からすると
意外につつましく、こじんまりとした能楽堂。
橋掛かりが短い感じがしますが
正面席が多いのは嬉しいですね
これまた木で統一された背もたれの
お席も快適でした。
外国人観光客にも来てもらうために
もっとJapan PR をしてるのかと思いましたが
「和」で飾り立てているわけではなく
仕事帰りに立ち寄って
お能や狂言をみてさっと帰る、というのがピッタリな、
都会的な能楽堂のように感じました。
こんなものをもらったよ!
観世能楽堂×スヌーピーのコラボ。
能装束を付けたスヌーピーのマグネットです
そして「羽衣」、すばらしかった
ずいぶん長くやってらっしゃるんだろうな。
もう最後、とおっしゃっていたそうですが
私よりもず~~っと人生の先輩で、
1時間を超える舞台をこなすって
体力的にも精神的にも凄い
またいろいろ観たくなりました。。。