先日のホオキパでのライブの後、
ベルギー人のスタッフ、マークさんに教えてもらった名前
"Gribouille"
実は、昨年のライブの時に
マークさんと60年代の歌について話していて
教えてもらったフランス人女性歌手の名前なのです。
路上でチョーク絵を描いたり、
夜はパリの店で歌ったりしていたところを
ジャン・コクトーに見いだされ、
初アルバムを録音して、プレス中に亡くなったと。
強烈なエピソードは覚えていても
名前を思い出せず、
ネット検索してもこれというものに当たらず
一年間悶々としてました。
(さっさと聞きに行けばいいのにね)
で。
今の時代、すごいですね~
名前さえわかれば、その場で聴いて
アルバムもポチッとダウンロード
昔だったら、50年近く前のフランスのアルバムなんて
その筋に強い友人・知人にあたるか、
中古レコード屋さんで出会えるのを待つ以外
入手方法がなかったかも。。。
さて、グリブイユさん。
ジュリエット・グレコやバルバラと比べられることが多いようですが
私にとってはさらに聴きやすい感じ。
言葉もわかりやすい。
死因は不明ですが自殺だったようです。
感受性の強い人だったのですね。
歌詞は自分で書いていて、
苦しみや死を予感させる言葉が
飾り気ない声にのって語られます。
マークさんの言うとおり、泣きたくなります
そして、60年代のこの音!!
私の大好きな空気感
映像はグルノーブル(かな?)の風景ですが
とても美しいこの曲をどうぞ。
最初と最後に出てくる写真がグリブイユさん。
マークさん曰く、ジャン・コクトーは
男の子と間違えて声をかけたとか。。
こんな一年越しの音楽との出会いに感謝です。