蝉が鳴き始めましたね~
もう夏もそこまで!
リオ・オリンピックも間もなくです。
だから、と言うわけではないのですが。
先日のライブの直前まで、
私の頭の中は「ビリンバウ」が
ガンガンかかってました
ポルトガル語の先生が、
この曲の作曲者であるギタリストBaden PowellのCDを持っており、
ちらりとお話したのが頭に残っていて…
…そのまま頭から離れなくなりました。
「ビリンバウ/Berimbau」とは、
ブラジルの格闘技カポエイラで使われる楽器のこと。
弓に、共鳴させるための瓢箪(の半分?丸いです)がついており、棒で叩いて鳴らします。
本当に「ビリン~ビリン~」と音がします。
カポエイラは、最近あちこちで耳にするようになりましたが、
見たことはありますか?
その昔、奴隷たちが武術を訓練していると思われぬよう
音楽に合わせて踊っているかのように練習したとも言われています。
なので、華麗な蹴りや側転などを次々繰り出す、アクロバティックなダンスみたい。
見ていて楽しいです。
そして楽器や歌もカポエイラの大切な要素なのです。
そんなビリンバウをギターで表現しようとしたのが
バーデン・パウエル/Baden Powell。
超絶技巧~~
曲はこっちの方がわかりやすいかな。
セルジオ・メンデスの大ヒット作
「Sergio Mendes & Brasil '66」から
歌詞もなかなか勇ましいのです。
すぐれたカポエイラは倒れない
いつか倒れる時がきたら、立派に倒れるのだ
カポエイラが言う
戦うためにとやってきたと
ビリンバウが告げる
愛の戦いが始まるのだと
悲しいではないか、友よ
ここに至るまでの歌詞もなかなか面白いのですが。。
とりあえず今回は省略。
この歌詞を書いたのは、
リオ・オリンピックのマスコットにもなっている「ヴィニシウス」さん。
ヴィニシウス・ヂ・モライス/Vinicius de Moraes。
「イパネマの娘」など、ボサノヴァの名曲の詞をたくさん書いています。
外交官でもあり、フランスにボサノヴァが広まったのも
彼の影響が大きいとか。。。
ブラジル音楽を語る上では重要な人です。
ちなみに「イパネマ~」の作曲者
トム・ジョビン/Tom Jobim(=Antonio Carlos Jobim)は
パラリンピックのマスコットになっていますね。
というわけで、長くなりましたが
書いてやっとスッキリいたしました
こんな「ビリンバウ」をビンビン頭で鳴らしながら
こなした8日のジャズ・ライブだったのでした
音楽のマイブームが来るのは楽しいのですが
ライブ前は困るぅ~~
最後まで読んでくださり、ありがとうございました~