明日歌う予定の曲。

私の大好きな歌手、ダスティ・スプリングフィールドの曲です。

「You don't have to say you love me」
邦題「この胸のときめきを」


心変わりしたのはあなたの方
ひとり残された私はあなたを追いかけて
帰ってくるようお願いしなくちゃ

愛してると言わなくてもいい、
ずっといてくれなくてもいい、
でも愛さずにいられないの
信じて、束縛したりしないから


という微妙な状況の歌ですが、ダスティすばらしい説得力!


もとは1965年のサンレモ音楽祭で歌われたイタリアの曲です。
ピノ・ドナッジオの「Io che non vivo senza te」。訳すと「君なしでは生きられない」。


これを聴いたダスティが「この曲は私が歌う!」とすぐに英語詞を作らせました。
実際に発売されるまで、他の誰かに先を越されてしまうのではないかと、
ドッキドキドキドキだったそうです。
そして見事!全英チャート1位の大ヒット!!
その後カバーされたエルヴィス・プレスリー版も日本では人気ですね。

日本では尾崎紀世彦さん、布施明さんが有名でしょうか。
日本語詞は岩谷時子さん。
面白いことに尾崎さんは男の歌詞、布施さんは女の歌詞で歌っています。

あなたなしで生きてゆけない
ひとりでどうして暮せましょう
あなたは私のものだもの
私は離れない
(布施さんバージョン)


という歌詞の内容は、情熱的なイタリア語の原曲に近いです。
上手いのはサビの後、Aメロの2番の歌詞で

きいてほしいの 胸のときめき・・・

とタイトルが出てくるところ。
2番の頭のどうでもいい(ってことはないか…)歌詞になりそうなところでおいしい言葉グッド!
さすが岩谷時子さん!


こう比べてみると、、、
なんとなく英語バージョンが一番言葉のハマりが悪いと思う・・・


でも11日は英語で歌います(笑)