昨日の続き。
日舞の稽古でへとへとになりながら
めげずに向かったのは…
シネスイッチ銀座。
大好きな映画館のひとつです。
「銀座文化劇場」時代には
本当によく通いました。
私が古い映画をたくさん見ているのは
所謂「名画座」だったここのおかげなのです。
さて、今回見たのは「グランド・フィナーレ」
アルプスの高級リゾートで過ごす
一線を退いた音楽家と、映画監督と、
その他さまざまな人々…。
原題の「YOUTH」の方が内容には合ってるかな。
年老いること、
夢を追うこと、
現実の厳しさ、
芸術との対し方…
淡々と描いていますが、考えさせられます。
そして、映像が美しかった~!
特に全然スマートじゃない
人間の裸体!(笑)
音楽は幅広いジャンルから
様々なタイプの曲が使われていました。
曲選びにも隙がない!!
「シンプル・ソング」という
劇中で大ヒットしたことになっている主題歌が
アカデミー賞歌曲賞ノミネートだそうですが、
私が気になったのは、別のチラリと流れた歌。
リゾートのイベントとして
バンドが演奏していたメロディ。。。
歌詞知ってるし、なんだっけ?
としばし記憶を手繰って思い出しました。
「Reality」という曲。
ソフィー・マルソー主演のフランス映画「ラ・ブーム」のテーマ曲です。
こんなところに出てきてビックリ。
きゃっぴきゃぴの青春映画 (ソフィー・マルソー13歳!!)の
甘~いラブソング(邦題は「愛のファンタジー」でした)ですから
まさに「YOUTH」な胸キュンナンバー。
夢こそが僕の現実、
君を愛する夢の中に生きたいんだ
たとえ幻想だとしても
という歌詞も、
リゾート地に現実逃避しているセレブに
ある意味合っているし。。。
そう考えると深い選曲!
・・・ところで、直前の日舞の稽古で
頭をぶつけていた私。
ちゃんとこの曲名を思い出せたことで
あ、頭大丈夫だと安心したのでした。