昨日もなかなか面白い講座を受けてまいりました。

ロシアの詩の形をざっとおさらい後、英語・ロシア語・日本語で翻訳の比較。


私もよく、数か国語で聴き比べ、歌い比べているので、興味深いテーマです。


昨日は、わかりやすい題材、おなじみの「Let It Go」で、言葉のリズムや内容を比較しました。

各国語に訳されて、同じ伴奏で歌われているので比べやすいですねニコニコ


韻を踏んでいるところや、言葉の選び方・・・

当然、日本語は不利です!!言葉の音節の構造が全然違いますから!


英語で

「let it go!」

と一文言えるところ、日本語は

「ありの」

しか言えないのです。

なので、全体通してかなり意訳ですが、作るの大変だったと思います。。


ロシア語も、ちゃんとエルサの口の動きに合わせた言葉が選ばれているようで、両国版ともアニメを見ていてそれほど違和感がないのもすばらしい。

ロシア語版には、なぜか北極星が登場します星




他にも複数国で歌われている曲はたくさんあります。

一昔前のおじさまカラオケ定番曲、「マイ・ウェイ」もそうですね。

ただ、フランス語→英語は全く別の内容に、歌詞を作り変えてます。

原曲の作詞作曲者のクロード・フランソワを主人公にした映画、「最後のマイ・ウェイ」でご存知の方もいらっしゃるでしょう。


もとはフランス語「Comme d'habitude」。いつものように、といったところでしょうか。


いつものように、朝、君の髪をなで

寒くないようシーツをかけてあげるけど

いつものように、君は背を向ける

起こさないよう、一人でコーヒーを飲んで出かけ・・・


帰宅しても君はまだ帰っていない

一人ベッドに入って君を待つ

きっと帰ってきて微笑んでくれる

そしてまた愛し合うふりをする、いつものように・・・


とても熱唱できる内容ではありませんねあせる

熱唱したら辛さが増します(笑)

それがポール・アンカが詞を書いて、大ヒットしたシナトラ版は、終わりの時を迎えた男性が


私は自分のやり方で、自分の道を精一杯生きたのだ!


と、堂々と歌いきる人生賛歌になっています。

日本語はこの英詞をもとにして、出だしの

the end is near を 船出 と訳し、全体的に新たな出発の歌にしてますね。


私には愛する歌があるから

信じたこの道を私は行くだけ

すべては心の決めたままに


と、歌手が気持ちよ~く歌える・・・というか、歌手気分で歌える詞にしているのは、この3ヶ国では日本版だけです(笑)さすがカラオケの国!!



各国語の歌の比較は面白いです。

愛の表現も、美女の褒めそやし方も国によって違いますドキドキ


もっともっと広い世界の歌を知りたくなりました。。。




今回も最後まで読んでいただきありがとうございました!

またね!Пока~!