今日は何も予定がない一日・・・
どっぷり読書の日です。
今、読んでいるのはこちら
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これまたずいぶん前に図書館に予約して、忘れた頃に順番が来ました。
ジャズのライブ初体験のくだりが興味深い。。
ジャズの演奏方式を教えてもらって聴いても、どこがテーマでどこがアドリブかわからなかった、と。
そうか!そうですよね。
「テーマ」と言っても長さはまちまちだし、基本的に「1コーラス」ですが、どこからどこまでが「1コーラス」なのか、初めて聴いてわかるか、ということですよね。
ふうむ。
感覚的には「旋律が崩れる」から、アドリブに入ったなとわかるのですが、テーマから崩しがちな人もいるし、アドリブが端正な人もいますし・・・。
テーマの旋律に終了感ない曲も多いし。
正直に言えば、私も聴いていてどういう旋律の曲かわからず、気付いたらアドリブっぽい・・・ということが時々あります。
それでも、また最後にテーマに戻った時、ああこれだ!と、旋律を覚えてなくてもなぜかホッとします。
今までどこを彷徨っていたんだろう?と。
この無事に帰ってきた感は、ジャズの醍醐味の一つかなという気がします。
テーマからアドリブより、アドリブからテーマに戻った時の方がわかりやすいのではないでしょうか。
エンディングにおまけがついていることはありますが、そこから終わりまでがテーマ1コーラスです。
ただ、ジャズもいろいろですから一概には言えませんが。
そしてもう一つ、スローバラードの歌は歌詞の内容が知りたくなる、と述べております。
クラシックのコンサート場合、歌詞カードがあるが、ジャズには歌詞も曲目表もないと。
一理あります。
ジャズでもコンサート形式でホールなどで歌う場合にはプログラムや解説など作ることもあります。
でもライブではやりません。
何を歌っているか知ってほしいという思いはありますが。
曲目がステージ上で決まることもあるし。
たいしたこと歌ってない場合もあるし(笑)
歌詞を見ながら聴くなんて、野暮だって意見もありそうです・・・
が・・・やってみる価値あるかも。
眠っているお客様など、反応が見えてしまうのでライブハウスで歌うのは厳しい、ともおっしゃっていますが、これは意外に平気です。
眠っていても、飲食していても、出入りがあっても、少々お声の大きいお喋りが聞こえても、タバコがもくもくしていても。
逆に、そんなバラバラ自由なお客様が、最後にはぐっと夢中になって聴いてくれたら最高です!
みんな働いて疲れて、嫌なことがあったり、明日の事が気がかりだったり・・・そんな人々が集まって、ほんの一瞬音楽に耳を傾けてくれる。
ヴォーカルがもっとあーだったらこーだったら・・・と手厳しい感想を述べつつ、お好きな曲の一つ二つ思い出し、明日もがんばろう!となれば大成功ですね。
どなたかがおっしゃっていましたが、音楽は明日のパンにはならなくても、パンを手に入れるための元気になる!!そうなったら素敵!
・・・思わず長くなってしまいましたが。。。
他に、聖子ちゃんのコンサートのくだりにも共感。
青柳さんはクラシックのピアニストですが、他ジャンルの音楽体験の話が印象に残りました。
ではまたね!
最後まで読んでいただきありがとうございました!