今日は何も予定がない一日・・・


どっぷり読書の日です。

今、読んでいるのはこちら

青柳いづみこのMERDE! 日記/青柳 いづみこ
¥2,700
Amazon.co.jp

これまたずいぶん前に図書館に予約して、忘れた頃に順番が来ました。


ジャズのライブ初体験のくだりが興味深い。。


ジャズの演奏方式を教えてもらって聴いても、どこがテーマでどこがアドリブかわからなかった、と。

そうか!そうですよね。


「テーマ」と言っても長さはまちまちだし、基本的に「1コーラス」ですが、どこからどこまでが「1コーラス」なのか、初めて聴いてわかるか、ということですよね。


ふうむ。


感覚的には「旋律が崩れる」から、アドリブに入ったなとわかるのですが、テーマから崩しがちな人もいるし、アドリブが端正な人もいますし・・・。

テーマの旋律に終了感ない曲も多いし。


正直に言えば、私も聴いていてどういう旋律の曲かわからず、気付いたらアドリブっぽい・・・ということが時々あります。

それでも、また最後にテーマに戻った時、ああこれだ!と、旋律を覚えてなくてもなぜかホッとします。

今までどこを彷徨っていたんだろう?と。

この無事に帰ってきた感は、ジャズの醍醐味の一つかなという気がします。


テーマからアドリブより、アドリブからテーマに戻った時の方がわかりやすいのではないでしょうか。

エンディングにおまけがついていることはありますが、そこから終わりまでがテーマ1コーラスです。


ただ、ジャズもいろいろですから一概には言えませんが。



そしてもう一つ、スローバラードの歌は歌詞の内容が知りたくなる、と述べております。

クラシックのコンサート場合、歌詞カードがあるが、ジャズには歌詞も曲目表もないと。


一理あります。


ジャズでもコンサート形式でホールなどで歌う場合にはプログラムや解説など作ることもあります。

でもライブではやりません。


何を歌っているか知ってほしいという思いはありますが。

曲目がステージ上で決まることもあるし。

たいしたこと歌ってない場合もあるし(笑)

歌詞を見ながら聴くなんて、野暮だって意見もありそうです・・・

が・・・やってみる価値あるかも。



眠っているお客様など、反応が見えてしまうのでライブハウスで歌うのは厳しい、ともおっしゃっていますが、これは意外に平気です。

眠っていても、飲食していても、出入りがあっても、少々お声の大きいお喋りが聞こえても、タバコがもくもくしていても。


逆に、そんなバラバラ自由なお客様が、最後にはぐっと夢中になって聴いてくれたら最高です!


みんな働いて疲れて、嫌なことがあったり、明日の事が気がかりだったり・・・そんな人々が集まって、ほんの一瞬音楽に耳を傾けてくれる。

ヴォーカルがもっとあーだったらこーだったら・・・と手厳しい感想を述べつつ、お好きな曲の一つ二つ思い出し、明日もがんばろう!となれば大成功ですね。


どなたかがおっしゃっていましたが、音楽は明日のパンにはならなくても、パンを手に入れるための元気になる!!そうなったら素敵!


・・・思わず長くなってしまいましたが。。。

他に、聖子ちゃんのコンサートのくだりにも共感。

青柳さんはクラシックのピアニストですが、他ジャンルの音楽体験の話が印象に残りました。


ではまたね!

最後まで読んでいただきありがとうございました!