Здравствуйте!

久しぶりに今日の一曲。

普段私が取り上げる歌の中には、男性が歌うべき歌もたくさんもあります。
多くの人がカバーしているスタンダード・ナンバーは、男女両方の歌詞があることも多いのですが、なければ"she"を"he"に替えたりして歌います。
登場人物が"You & I"なら、それほど問題ありません。
場合によっては、ステキな男性のあなたが、私の膝の上にいたり、腕の中にいたりしちゃいますが、まあ、今の世の中そんなこと絶対ないとも言えないかと・・・(笑)
嫌な場合は、"You"と"I"を入れ替えれば、あなたの腕の中にかわいく恋の矢私がいることになります。

ただ、ヒットさせたアーティストのイメージが強い場合や、音数の都合上、替えない方が自然な場合もあるので、一曲一曲自分にとってどちらがピッタリくるか、歌ってみて決めるようにしています。

そんなわけで、ずっとグレン・キャンベルのイメージのまま男性の歌として歌ってきた「恋はフェニックス」。
原題はBy The Time I Get To Phoenix。

彼女に書置きを残して家出をした男の歌です。(また乱暴なまとめあせる

こんな内容です。

僕がフェニックスに着く頃 彼女は目覚め さよならのメモを見て笑うだろう
今まで何度もこんなことをしてきたから
アルバカーキに着く頃 仕事先から電話をくれるだろう
でもベルは鳴り続けるだけ
オクラホマに着く頃 彼女はベッドの中 僕の名をつぶやいて
本当に行ってしまったと泣くだろう
何度も伝えようとしたのに、僕が本気だと彼女は思いもしなかった…


Glen Campbell、1967年のヒット曲です。
作詞・作曲はJimmy Webb。

切ない、いい曲なのですが、内心置いてきたくせに思い切りの悪い男だな、、と思ってました(笑)
しかも彼女が働いてるのに、フラフラどこ行くんじゃと。

ところが。
ふと、この曲のsheをheに替えてみたら・・・
妙にリアルになりました。

何度も伝えようとしたのに、あの人、私が本気だと思わなかったのね・・・
私がいなくなって、あの人オロオロしてるに違いないわ・・・って。


なんか・・・熟年離婚の歌みたい(笑)



というわけで、今私の中でヒット中です。


ちなみに作者のJimmy Webbさん、来日した時に聴きに行きました。
ピアノの弾き語りでこの曲ももちろん歌いましたが、さすが作者、自由なフレージング。
演奏もステージ構成もテキトーで、それが魅力といえば魅力です。
が、、私は思わずこのライブいくら払ったっけ??むかっと思ってしまいました。

でもこんな微妙なシチュエーションの名曲を書くんですから、実は繊細な方なのでしょうね。



最後まで読んでくださりありがとうございました!

またね!Пока!