今日は日舞のお稽古日。
午後になって晴れてきたので
着物で出かけました
どうせお稽古で汗だくになるので
愛用するのは、もっぱら
ポリエステル着物に半幅帯。
この季節には、羽織モノで隠せるので気楽です
ちなみにポリ着物は
洗濯機でガンガン洗っちゃいます
今稽古していただいているのは
清元「玉兎」
花柳流では、習い始めると
わりと早い段階で教わる曲でもあります。
男踊りの基本形がひととおり
盛り込まれているのだとか。。
話も、団子売りから、カチカチ山
のお話になり
ウサギとタヌキを演じることになります
なので習い始めた子供が
かわいく、元気よく踊ることも多いのですが
吉原に恋い焦がれる場面があったり(笑)
おばあさんはおじいさんに食べられちゃう(!)し
タヌキは火をつけた上に泥舟で沈められちゃうし
よく考えると凄まじい
30歳を過ぎて日舞を始めた私も
「玉兎」を教わるのは2度目。
やはり習い始めて2、3曲目に一度習いました。
実はその頃、長唄などの邦楽曲が
恐怖症になりそうなほど
どうにも覚えられず…
振りを曲に合わせられず…
間がとれず…
音楽方面に自信のあった私には
かなりショックでした
もうやめようか、と思った時に出会ったのが
この清元・玉兎。
「やれもさ うややれ やれさてな~」と
ハイテンションな調子が面白く
バッチリ入ってきたのです
そうなれば踊ることの楽しいこと!!
それからはだんだん聴きどころ
合わせどころがわかってきました。
まず最初のコツは、唄や語りに惑わされず
三味線の音をよく聴くことなんですね。
その後で、唄や語りの調子に合わせて
踊れるようになると
面白くなるのかな、と思います。
まだまだ私にはとても無理ですが
地方(演奏者)と一緒に舞台に立つような場合には
奏者と踊り手の間に
ジャズのセッションにも似た緊張感あるやり取りが
あるのではないかと想像します。
長唄より、語り物に近い清元の方が
踊るのは難しいと言われますが
この「玉兎」は私にとっては大好きな踊り
ただし・・・
ぴょんぴょん跳ねたり
飛んだり
寝転がったり
疲れることこの上ない
すでに筋肉痛。。
もっと若いうちにやっておくんだった