こんにちは。
昨日(9月6日)、ユーキャンのリサーチデーターと合格基準点予想が公開されました。
TACの「本試験分析」は未だ公開されておりませんが、昨日公開されたユーキャンのデーター含めこれまで私が入手できたデーターをベースに「総合点」に関する合格基準点予想の最終的な分析は可能と判断いたしました。
そこで今回は「総合点の合格基準点」の分析とそれに基づく当ブログの予想にについてお示ししたいと思います。
まずは選択式の総合点です。
各受験予備校データーから私が把握できた平均点については以下の通りです。
尚、下記データーは私が独自に入手/把握したデーターになります。したがって正式に各社が公表したデーターとは異なっている可能性もありますので、その点ご了承下さい。(前回まではクレアールのデーターも参考として使用していましたが、前回のデーターに含まれていると思われる誤差を考慮して今回は除外しています)
これまでの経験値から導き出した独自の計算式(TACとユーキャンデーターをベースとした加重平均法)を用いて算出しました。
その結果、今回の全受験者平均「21.5点(対前年差-1.2点)」となりました。
したがいまして私の予想合格基準点は前回の合格基準点
「25点」から「-1点」の
「24点」とさせていただきます。
次に択一式総合点です。
上記と同様に各受験予備校データーから私が把握できた平均点については以下の通りです。
これまでもお伝えしている通り、前回試験の各受験予備校の平均点は、最終的に試験センターでとられた全員正解措置により生じた平均点の上昇分(0.6点程度と推計)が反映されていない状況にあることから、「今回の平均点」と「前年の平均点に0.6点を加点した数値」との差が明確にわかるように「補正後前年差」として別にお示ししました。
「補正後前年差」をベースに上記と同様の方式を用いて算出いたしました。
その結果、今回の全受験者平均「31.8点(対前年差+0.3点)」となりました。
したがいまして私の予想合格基準点は前回の合格基準点と同様
「44点」とさせていただきます。
大手受験予備校データーの平均をみれば、軒並み択一式総合点の合格基準点が大きく上昇するような勢いにも見受けられますが、比較的中間層も取り込んでいると思われるユーキャンのデーターは必ずしもそのような状況にはありません。
このことは従来以上に受験者レベルの二極化が進んでいることを示している証拠とも言えます。
総じて、大手受験予備校の得点エントリーレベルの方は「難問揃い」と言われた今回の択一式においても「かなり健闘された」と言える一方で、全受験者でみた場合は実は昨年とそれ程大きな変化が生じていない可能性が高いのではないと私はみています。
但し、今回の私の予想値では、全受験者平均が上記予想値より「0.2点」以上上振れした場合(つまり前年差+0.5点となった場合)の合格基準点は、「45点」となります。
従いましてこの予想は、極めて微妙な位置にあるということをお伝えさせていただきます。
次回は、いよいよTACの「本試験分析」が公開された後に、補正対象科目の最終分析および予想を行います。
今回もアクセスいただきありがとうございました。
※9月9日22時55分補記
上記予想の一部は修正させていただいております。
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