歯で開けたビールで洗え -3ページ目

歯で開けたビールで洗え

主にコミックとか食べものとかカープとか。
毎月の「コミックまとめ」は見やすさ優先のため、作家様の敬称を略していますすみません。

先日アマゾンのブラックフライデーでU-Nextのギフトコードが30%オフになっていたので、久しぶりにU-Next会員にキラキラ

 

U-Nextに入って一番観たかった映画がこちら

 

 

ターゲットの夢の中に潜り込んで欲しい情報を得るという、ハッカーみたいなことをしている男が主人公。

家族の待つ家に帰るため、ある大物実業家と取引して一世一代の仕事を引き受ける――という物語。

 

舞台は主に夢の中で、その夢の中の映像がすごい

 

 

最近は邦画もすごいけど、この壮大な世界観…これはハリウッドじゃないと作れないなと思った。

この映画が15年前に作られていることにビビる

重厚な映像とストーリー。滅茶苦茶見応えあって、考えるほど深いテーマですごく面白かった。

 

【以下ネタバレ有り】

 

物語はかなり多層的な構造で、しっかり観てないと取り残されます

夢にも階層があって、夢の中で見る夢、その夢の中で見る夢…と、夢の舞台が3層あって、それぞれの層で話が進行してゆきます

絶妙なタイミングで夢から覚めないとメンバー全員超やばいことになるので、スリル感が半端ない

どっぷり没入して観終わったときには、まさに自分も夢から覚めたようでした

 

『ペリリュー―楽園のゲルニカ―』でも思ったけど、人は信じたいものが真実になるんだなと。

自分は何を信じたいのか。それは夢か現実か――

 

映画の中で、愛する妻と数十年、夢の中で過ごした…って出てくるのだけど、マジかいな!?と。

たとえば夫と二人きりで数十年とか、それ楽しい…の……?汗

現実を忘れるくらい楽しかったらしいけど、たった二人きりで他に誰もいない世界…私なら3日で飽きるわ喜んで夢から覚めるわと。ちょっと思いましたニコニコ

虚無の階層の中で、妻の実家が何度も出てくるけど、妻には何か深いトラウマがあったのかな…現実には戻りたくないほどの

 

映画のラスト、ハピエンなのかバドエンなのか論議がありそうな結末……

私はバドエン派です。

理由はミッションが終わったあと、義父がなんの確執もなく主人公を迎え入れたことと、子供が全く成長せずにそのままの姿だったこと。

あのくらいの年の子供って、数カ月で体格が変わるからありえんな、と。

あれは主人公の虚無の夢の中だと確信して他のネタバレを拝見すると、なるほどハピエン派の言い分も分かる

 

いろいろな見方があって、とても楽しめました。オススメです

 

オシャレなお店でランチ

 

ステーキランチ…

肉がものすごくレアだった…(涙目)

この盛り付けだと焼き直しもお願いできないな……と我慢しながら頂く

ちょっと私には合わなくて残念でした