映画『ラ・ラ・ランド』雑感(ネタバレ) | 歯で開けたビールで洗え

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毎月の「コミックまとめ」は見やすさ優先のため、作家様の敬称を略していますすみません。

あっという間に3月…

U-Nextの視聴期間が切れる前に、慌てて観たのがこの映画。

 

 

音楽がたくさん出てくる映画、好きなんです。

 

 

うーん、私にはもうひとつハマらなかったです。。

嫌いではないのだけれど、、、

 

 

【以下、盛大にネタバレしながら好き放題に書いてます。この映画好きな人は読まないでね】

 

冒頭の高速道路で全員踊る有名なシーンから、歌も歌詞も陽キャのキラキラが私には眩しすぎて「ううっ…」と。

歌も音楽も、ビミョ~~に自分の好みから外れてたのが残念でした。

 

ストーリーはハリウッドでカフェに勤めながら女優を目指すミアと、場末の店でピアノを弾いているジャスピアニスト・セブの物語。

 

二人が恋に落ち、綺麗な夜景の前で踊るシーン、とても素敵なのですが――

「うーんどっちかというとこの二人、ラブラブいちゃいちゃするよりも、恋の熱が冷めた後に生活やお金のことで言い合いをしている姿のほうが想像つく…」と思いながら見てましたごめんなさい。

 

でも本当にそんな感じで話が進んでゆくのでちょっと驚く

 

一人舞台に脚本から挑戦するミア

音楽の方向性は違うけど、売れてるバンドからオファーを受けて、お金のために契約するセブ。

会う時間も激減し、すれ違ってゆく二人。

「あなたの本当の夢はどうしたのよ!?」と真正面から問い詰める彼女、容赦ない。

逃げ場もなく問い詰められ、逆上しひどいことを彼女に言い返してしまうセブ。あーあーあー

 

そんなこんなで結局二人は別れてしまうお話なのですが、ラストの彼の店で二人が再会するシーン、よかったです。

二人で見つめ合う一瞬の時間が美しい

 

のに!!!

 

どうしてそこでブンチャカブンチャカ歌って踊るシーン(もしも別れなかった場合のハッピーバージョン人生)が入るのっ!?

そこはそのまま思い出の曲を弾いて、最後にただ一瞬だけ視線をからませ、そのまましっとり終わるだけでよかったんじゃないかな……

 

 

というわけで、ただただ自分の感性と合わなかっただけなので、合う人にはめっちゃ楽しくて素敵な映画だと思います

 

 

 

 

ところでジャズピアニストのセブ、音楽性の合わないバンドの中で頑張ってピアノを弾き続け、最後は自分の夢だったジャズハウスを持つことができたのですが

 

もしかしたら彼女が女優として頑張ってるのを見て、自分も負けられないと頑張ったのかな~…と。

生きる方向性が違っても、縁がなくて結ばれなくても、その人の心の中にしっかり愛した記憶は生きていて、その後の人生に繋がってるの、なんかそういうのだったらいいなぁ…とこの映画を見て思いました。

 

セブ、いつかまた愛する人と出会って幸せになってね