I love フタバ図書。
近所のレンタルコミックがなくなって、最近はもっぱら広島駅前のフタバ図書のレンタルコミックを愛用してるのだけど、そこでたまたま見つけた本。
BLです。
昭和23年の銀座が舞台。
東京の片隅で、葵は戦争から戻らない幼馴染を待っていた。それは出征の前夜、ただ一度だけ身体を重ねた男(ひと)でもあり…
いやーこれが、すっごくよかった!!!!!
話に無駄なところがひとつもない。
すごく綺麗な小説を読んでいるみたいだった
男同士の恋愛ていう葛藤があるからこそこじれるし、そこを超えていく二人もすごく魅力的で
出兵前、二人で灯火管制の敷かれた銀座の街をぶらつくシーンがある
戦時中の灯りの消えた銀座…今ならなんとなく想像できる。
ちょっと前、コロナで学校まで休みだったとき、誰もいない土曜日の広島駅をぶらついた
あのときの空虚な気持ち
この主人公たちの気持の断片でも想像できてよかった…のかな


