王位簒奪のバランス ~黎明のアルカナ | 歯で開けたビールで洗え

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毎月の「コミックまとめ」は見やすさ優先のため、作家様の敬称を略していますすみません。

 

藤間麗「黎明のアルカナ」(全13巻)読了。

 

王家の娘・ナカバは、顔も見たことのない敵国の王子・シーザの元へ、たった1人の従者・ロキを連れ、人質として嫁ぐことに…っていう、王朝ファンタジー。

 

人間と半人半獣が共存する世界で、半人半獣の亜人のほうが身体的には優れているけど、獣として人間より下に見られ差別されてる。

さらに「アルカナ」っていう特殊な能力が存在していて、過去や未来が見える能力や、生き物の気持ちが分かるっていう能力があったりする世界観。

それに主人公の恋愛がからんできて、王位簒奪バトルが繰り広げられる。

 

 

この作品、王位簒奪のバランスが丁度いいなって思った。

王位継承をめぐる血で血を洗うバトルって、ともすれば重くなりがちで。

ジョージ・R・R・マーティンの「氷と炎の歌シリーズ」や、和泉かねよしの「女王の花」みたいな、ガチマジのバトルって読んでて結構疲れるのよ…いや面白いんだけど。読み応えあってすごいんだけどっ!

 

この作品は全13巻で綺麗に軽くまとめられてて、でもストーリーはしっかり練られていて…最後まで心穏やかに楽しめたのは素晴らしいと思ったw

 

最後の物語の落とし方が見事。

読んでいてずっとどこかに違和感があったモヤモヤしたものが、最後にすっきり綺麗に解決される。

 

この作品、続編というか同じ世界観で次のシリーズが始まってるのよね。

王の獣。

現在3巻まで出てる。

これも読まなくちゃ