しょぼい本を片手に凝縮された街を彷徨う | 歯で開けたビールで洗え

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主にコミックとか食べものとかカープとか。
毎月の「コミックまとめ」は見やすさ優先のため、作家様の敬称を略していますすみません。

木曜日は母の検査の関係で、かなり遠方の街までお出かけ。

 

多分検査で長く待つことになるだろうと思って、前日に図書館で適当に三冊、文庫本を借りる。

借りたのは以下の三冊。

 

 

A…全く読んだことはないけれど、よく本屋に置いてあって、映画化されてたやつ。ジャケ借り。

 

B…おなじみの作家のデビュー作

 

C…よく読む作家の、そこそこ新しい未読の作品

 

 

で、前日の夜に「どれがいっかなー」とパラパラと冒頭を読む

 

 

 

まずAの本。

 

 

 

……?

???

 

 

 

 

なんか…変だろこの主人公。

いきなりバイト先の店に何も言わずに故郷に帰るって…ええ年こいてなにやってるだ。

 

 

 

一旦読むのを止め、アマゾンの書評をチェックしてみると。

 

 

 

Aの本 = ゴミ

 

Bの本 = カス

 

Cの本 =イマイチ

 

 

と判明。

あーーあーーー…どうしようもないな…

 

 

この場合、順番としてはイマイチもってくしかないじゃん?

 

仕方ないのでイマイチの本を持っていくことにする。

 

 

 

 

 

翌日、無事病院に到着し、検査が始まって待合室で待つ時間が来た。

看護師さんによると、1時間くらいかかるとのこと。

 

ゆーて、二年前に来たときは実際は1時間半くらい待たされたんだけどね…

 

 

というわけで、近所にある有名なパン屋さんまで行ってみる。

 

 

うわーー、めっちゃ可愛い!

 

 

パンを買ってお店を出たら15分。

 

まだ時間があるから、もう少し近所を散策してみる。

この街を歩くのは初めて。

 

 

この街が…すごく面白いの。

 

なんというか、全てをぎゅっ…っと凝縮されたような街。

 

 

道路も狭くて車がすれ違うのがいっぱいいっぱい。

そんな中、人も車もバンバン猛スピードで走ってる。

 

道いっぱいに小さな家がぎっちり立ち並び、コンビニから薬局まで、カオスに立ち並ぶ。

 

住宅街のふっと曲がった小道にカラオケスナックやらコーヒー豆専門店のお店があったり、生パスタのカフェ風の店や10割そばのお蕎麦屋さん。

 

昔、広島の繁華街で超有名だったコーヒーの名店がひっそりとこんなところに移転してるときには本当に驚いた。

 

 

 

なにこの街、めっちゃ面白い!!

 

なんかどこかに似てるなって思ったら、インドだ。

 

これで道路に孔雀が歩いてて中央線に牛が座ってたら完璧なんだけど。

 

 

 

すごく楽しくて、プラプラ歩いていたら15分が経過。

まぁ一時間って言われたけど、30分前には戻っておくか

 

 

 

 

病院に戻ると、受付の人がすぐにやってくる

 

 

 

「すみません…もう検査がおわって、お母様が一人で先生のお話を今診察室で聞いていらっしゃいます」

 

 

 

 

 

工エエェェ(´д`)ェェエエ工ええ

 

 

 

なにそれ聞いてないよー!!

1時間って言ってたよね!?

 

 

仕方ないので話を途中から聞く。

なんかいちばん大事な話を聴き逃した模様。

 

 

 

 

 

あーあーあーあ…やっちまった…

 

まぁ買ってきたパンはとても美味しかったからよしとしよう、うん。

 

 

 

 

 

 

結局持ってきたイマイチの本は1ページも読みませんでしたとさ☆( ´▽`)

 

 

 

今の気持ちを表現すると、こんな感じー