マァイーンでも 子どもが誰もおらず
また1年生の部屋で時間をもらった
紐通しと切り絵して作るバックを準備していったけど
「おめんがいい」と言われ おめんに
1年生の先生が新聞をくれた
ヨルダンでは?(他の国は知らないけど)
使っていいページと いけないページがある
例えば、コーランや王様の記事のところは
切ったりなんてもってのほか。
「ここ使っていい?」聞きながら準備
この先生は、珍しく準備を手伝ってくれ
「やり方を覚えないと意味がない」と言っていた
…5分後「あとはおねがい」って いなくなったけど
先生がいなくなると5年生が入ってきた
10人ぐらい
「私にもやらせてー」
「授業は?」
「自習だけど大丈夫」
「戻りなさい」
「・・・なに作るの?(無視)」
そのうち1年生の子の絵を見て
「なにこれー」と笑う子や
「私の方が上手だから、描かせて」って取り上げる子も…
イラッときて
「これはあなたたちの授業?違うでしょ?」
「私はこの絵大好きだよ、ここ上手にかけたね。」
その子が描き始めるまで
すごく時間がかかったの知ってたし
ここではあまり過程を褒められることはないけど
でもいろんな思いでやった過程を大事にしたかったし
何よりイラっときた
・・・まぁ聞く耳もたず
もー、
ホッチキスで遊ぼうとしたり
準備した紙を持って帰ろうとしたり
ディーマなんておめんをとって「こんなのすぐ壊せる」って破いた
ここでは先生が怒鳴って
生徒がビビって
なんで怒られたのかを考えるんじゃなく
怒られるのが怖くてやめる
先生の目を盗んで またやる
でも5年生に気付いて欲しかった
怒るんじゃなく
気付かせたかった
言うべきことは言ったし
しばらく待つことに
そうしたら1人の生徒が
「ねーサンドゥク(さとか)、怒ってるの?」
「…」
「ディーマのこと?わたしのこと?」
「5年生のこと」
なんかイラっときて話すのも嫌だったけど
怒ってても 相手に1本
糸を残しておいてあげないとおけない
知ってる
5年生も私に、私のすることに
興味があったんだ
すると「ディーマのことごめんね」と
何人かの子が言いに来た
ディーマはホッチキスを握って
何をするわけでもなく
どうもできずにいる
口には出さないけど反省してる
ま、いっか
「5年生の先生に聞いてオッケーだったらおいで」
みんな教室から飛び出して
すぐ戻ってくる
「早っ」
ディーマは帰ってくると
私の袖を引っ張って 教室の端に連れていった
「これ、サンドゥークみたい・・・」
手に持ってたのは
さっき破ったおめんの新聞に載ってた
ハリウッド女優だった
もちろん
似てないし
でもこれが「きっかけ」
ディーマに残した糸の 先についていたもの
お互い、なんか少し近づけた感じがわかった
そのあとディーマが
「見てーサンドゥーク、この子ウサギ上手だね」
1年生を褒めてくれ
1番お手伝いしてくれた