ドバイでの熱性けいれん対処 | 晩酌かあさん ちょっくらドバイってまいります

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2016年より夫の赴任帯同で、2人の娘とアラブ首長国連邦(UAE)のドバイで駐妻生活中。 ドバイの暮らしや観光についてブログに綴っております。なかなか晩酌できない国で奮闘中☆

次女・つーこは、熱性けいれん(ひきつけ)を起こしやすい体質です。
以前にも記事にしましたが、生後8ヶ月での初発以来、
生後11ヶ月までに計12回、今年6月、1歳9ヶ月でさらに2回の発作がありました。

1度の熱で頻回に発作を起こすため、2回救急車のお世話になり、2度入院しましたが
幸い、いずれの時も比較的スムーズに、夜間救急にかかることができています。
しかし、今ははるか異国の地…。
緊急のときはどうしたらよいのでしょうあせる

そこで出国前、渡航医の先生にこれまでの経過をまとめた
英文の紹介状を書いていただきました。
持病のある方は、これ!かなり重要です!!
PDFデータでいただけたのも、便利でよかった
印刷して、母子手帳ケースやお財布に挟んでいます。

さて、その紹介状を片手に、現地の病院へGO
ドバイはヘルスケアシティにあるさくらクリニックです。
一般内科診療や各種健診、予防摂取、医薬品相談を日本語で対応してくれるクリニックで、
私の海外医療保険(休職しているため夫の扶養に入れず、個人で加入しました)でも
指定の医療機関となっています。

受付には子ども用のぬりえが!
待合室のテレビモニターには『アンパンマン』が流れていました。
これだけで、ほっと緊張がほどけます照れ
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受付は日本語対応です日本国旗
先生はオランダ人のマーガレット医師。
日本語を話されませんが、
お願いすればスタッフを通訳につけてくれます。

日本語を話さなくても、日本の医療制度には精通しておられるようで
母子手帳をパラパラ見て、すぐ内容を把握されていました。
時間をかけて話を聞き、説明を返してくれる、丁寧な診察で
かかりつけ医として信頼できるな!とひとまず安心しました。

しかしながら、ここはクリニック。
24時間365日診てもらえる病院ではありません。
そこで、ER(緊急救命室)のある総合病院を紹介してもらうことになりました。
マーガレット先生が病院に電話をかけ、専門医に話をしてくださるということで、
メールアドレスを残して、この日はクリニックを去りました。

さくらクリニックは、ドバイヘルスケアシティ64番ビルの中にあります。
ヘルスケアシティは、ヘルスケアシティ駅を降りたら病院だらけ!の名前通りの医療特区
RPGゲームで「びょういんのまち」にやって来たみたいな感じです。
はい、ファミコン世代です

64番ビルはその中でも最も、と言ってよさそうなくらいの大きなビルで、
さくらクリニックのような様々な国のクリニックなど
小さな診療所がたくさん入っています。
清潔感のあるエントランスで、なんだか安心
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1階にはサークルKがありました!
日本の本店が愛知県稲沢市にあるもんで、すっかり日本企業かと思っていましたが、
アメリカ発祥の企業なんですね…。
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バナナや焼きたてパンみたいなものも売られていました。

話の本筋とはまったく関係ありませんが、
さくらクリニックのお手洗いの、便器の商品名にグッときました
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2、3時間後、マーガレット先生からメールが入りました手紙
緊急時は特定の医師が担当するわけではないので、
まずは通常通り外来を予約し、初診を受けておくように、とのこと。
とりあえず病院にカルテを作っておければ、緊急時も安心、というわけです。

そこで翌週かかったのが、やっぱりヘルスケアシティにある、シティクリニック。
ここには24時間のERがあります。
電話で予約すると、すぐ予約確認のSMSが届き、
予約前日にもまたSMSが入る徹底管理ぶり。

こちらでも、たいへん丁寧な診察をしてもらえました。
一通り経過を説明し、健診してもらって、対処法を聞きました。
紹介状と、MRIやCTの画像を持っていったので、最初の話は早かった。

マーガレット先生の話も、シティクリニックの先生の話も同じだったのですが、
結論から言うと、日本とドバイとでは、ひきつけへの対処法が違います
問題は、発作を止める薬・ダイアップ(ジアゼパム)。
日本では、発熱がわかったら、まずダイアップを投与し、1時間後に解熱剤を投与するよう指示されていました。
ドバイでの指示は反対です。
熱が出たら、解熱剤を投与し、腋を冷やすなどしてまず熱を下げることに専念する。
それでももしひきつけが起きてしまった場合は、発作後にダイアップを投与し、後続を食い止める。
発作が5分以上継続する、もしくは同じ熱で複数回の発作が起きた場合は、すぐ救急にいく。 

先生に日本とは対処が違う、というと
ジアゼパムが予防薬として聞いたことある?ないでしょ?」と。

我が家の場合は、まったくその通りです。
ダイアップはうちの子には効かないんじゃないかと思うほど、
投与してもひきつけるときはひきつけた。
こちらでの対処法のほうが、腑に落ちました

解熱剤も多用は怖い…と思っていましたが、
とにかく、つーこの場合は、熱が出たらすぐ解熱剤!
と腹を決めて帰ってきました。
モヤモヤが少し晴れて、よかったです。

シティクリニックはというと、やはり、清潔感のある大きな病院です。
エントランスホールには、お約束の歴代首長肖像写真。
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王太子は今日もイケメンです

待合室には、広々としたキッズルームがありました。
遊具がタッチパネル式でハイテクです
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この日は中東のお子ちゃまたちが2家族いました。
アフリカ系のベビーシッターに連れられた1歳のお子さん2人は、
似ているけれど双子というほど似てはいません。
それでも双子かと訊いてみると、母親が違うそうでした。
そうだ!ここは一夫多妻制でした!
おばあちゃんと何人いるのかわからない兄姉たちと、どちらかのママ(スーパー美人ラブも一緒でしたが、
受付での会話を洩れ聞いてしまったところ、ママは仕事が忙しく、来院は初めてとのこと。
普段の通院はシッターさんが付き添っているようです。

もうひと組は、フィリピン系のシッターさんと1歳児ちゃんとの2人連れ。
現地の人は基本的な子育てをシッターさんに任せているのか、
いずれのシッターさんも
「あなたのお子さんは何才?この子は今1才○ヶ月なの。
歩き始めたばかりなんだけれど、同じくらいの赤ちゃんが好きでね…」
と本物のママのような感覚で話しかけてきてくれました。
うちの子どもをも愛しんでくれる眼差しには、
本当に子どもが好きなんだな〜と、深い愛を感じます。
こんなシッターさんに出会えた子どもたちは、産みの母と育ての母と2人いて、むしろ幸せなんだろうな

ちなみに1歳児さんたち、みんなピアスをしてました。
聞くと、医師の勧めで生後3ヶ月から開けているのだそう。
どうせ開けるなら、早いほうがいいのかもしれませんね。これも納得

シティクリニックは産院でもあるようで、
エントランスには、ベビーギフト用ぬいぐるみ専門店がありましたおすましペガサス
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なんと!番犬みたいなこの犬もぬいぐるみです。

そういえば先日、不浄の動物である犬はドバイにいない、と書きましたが、
ペットショップの看板に犬の写真を見かけました。
どうやら飼ってる人もいるようです。
確かに、マリーナに住んでいるお金持ちの欧米人が、愛犬を連れてこないとは思えない…かも…

おまけに写真を1枚。
ヘルスケアシティにある漢方医のクリニックです。
建物に中華風のデザインが施されているのが素敵です爆笑
ちょっとかかってみたい…。
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