主人が実家に帰省した日、私はいつもより少し早めにGCUへ向かいました。
前日帰る頃には元気そうに見えていたそうちゃんでしたが、この日はなんだか目は虚ろで、心拍数は190を超えて高く、サチュレーションは87と低めで、担当の看護師さんに聞くと、やはり朝の採血でCRPが昨日よりもまた少し上がってしまっていたとのことでした。
とても心配になりましたが、CRPの上がり具合が緩やかではあったので、この時はまだ『きっと大丈夫』と思うことができました。
この日のそうちゃんは相変わらず多呼吸になることが多く、数分置きに吸引してもらっても追いつかないほどに気管の痰が多く、吸引が遅れるとサチュレーションがゆっくりと下がっていってしまい、この不安定な状態は午後もずっと続いていました。
昨日も同じようにずっと調子が悪くて、でも夕方に抱っこをしたら良くなって…あれは何だったのかな…?
後から考えてもとても不思議でした。
この日の担当の看護師さんにそんな前日の出来事をお話しさせてもらうと、やはりとても不思議そうにしていましたが、
「そうちゃん、昨日抱っこしてもらって嬉しかったの?今日もママに抱っこしてもらう?」
看護師さんは優しくそうちゃんに尋ね、前日のNさんのように呼吸器を外してという勇気はないけれど、そうちゃんが少しでも落ち着くなら抱っこさせてあげたいと提案をしてくださいました。
そして忙しい中、20分程の抱っこの時間を、看護師さんは私たちに付ききりで呼吸器のサポートをしながら見守ってくれていました。
するとまた不思議なことに、抱っこをし始めて数分も経たないうちに、そうちゃんは前日と同じように呼吸が落ち着いていき、心拍数は130まで下がり、気づくとそのまま、気持ち良さそうに腕の中で眠りについていきました。
この変わりようは何なのかと、私は不思議で仕方がありませんでしたが、それでも穏やかに眠るそうちゃんを見ていると、私は久しぶりに母親としてちゃんとそうちゃんの役に立てたような気がしてとても嬉しくなりました。
「そうちゃんやっぱり抱っこしてほしかったんだね。寝れてよかったね。」
看護師さんは、優しくそうちゃんを起こさないように小声で喜んでくださいました。
この日のそうちゃんは、辛いのか一睡もできていなくて、ミルクを吐いてしまったり、熱も38.3℃まで上がってしまったり、このまま薬が効かなければ点滴をとらなければならないかもと言われていましたが、腕の中で落ち着いて眠るそうちゃんの寝顔を見ていたら、焦らず見守らなければと自分自身の気持ちも少し落ち着かせることができました。
「そうちゃん、一緒に頑張ろうね」
毎日一生懸命に頑張ってくれているそうちゃんに、『頑張ろう』と声をかけることはそれまでほとんどありませんでしたが、この時だけは、そうちゃんのそばに居られない主人のためにもそうちゃんとなんとかこの不調を一緒に乗り越えたくて、2人だけでこっそりと約束をしました。
久しぶりに深く眠れたそうちゃんは、抱っこを終えてベッドに戻っても落ち着いていて、おかげでこの日も安心して帰ることができました。
そして私は、どうかこのまま良くなってくれることをただただ願いましたが、なかなか思うようにはいきませんでした。
翌日にはまたCRPは少し上がってしまい、レントゲンでは肺炎のような影も見つかり、心拍数もサチュレーションも不安定なままで、さらには気管の痰に血液が混じるなど、抱っこも禁止になってしまうほどにそうちゃんは元気をなくしてしまっていました。
悪くなるばかりの状況に、これからどうするべきか、先生方はカンファレンスで話し合ってくださいましたが、点滴をとることが困難なそうちゃんは、なんとか限界まで薬で様子を見ようと、抗生剤を変えながらしばらく注意深く様子を見ていくことになりました。
CRPこそ激しく上がってはいなかったものの、毎日ほとんど徹夜状態が続いていたそうちゃんはぐったりとしていて、そんな状態はさらにその翌日まで続きました。
さすがの私も少し不安になり心細くなってきてしまったちょうどその時に、主人から翌日に帰ると連絡が入っていました。
私はすぐにそうちゃんのところへ行って「パパ帰ってくるよ」と一番に報告をしました。
すると、まるでその時を待っていたかのようなタイミングで、ずっとぐったりとしていたはずのそうちゃんは、変えた薬が効いたのか、その日のうちに手足を動かすようなしぐさを見せるようになり、表情もだいぶ戻ってきて、そんな変化が嬉しくて久しぶりにマッサージをしてあげると、夜には何日ぶりかに自ら眠りについてくれました。
CRPこそ激しく上がってはいなかったものの、毎日ほとんど徹夜状態が続いていたそうちゃんはぐったりとしていて、そんな状態はさらにその翌日まで続きました。
さすがの私も少し不安になり心細くなってきてしまったちょうどその時に、主人から翌日に帰ると連絡が入っていました。
私はすぐにそうちゃんのところへ行って「パパ帰ってくるよ」と一番に報告をしました。
すると、まるでその時を待っていたかのようなタイミングで、ずっとぐったりとしていたはずのそうちゃんは、変えた薬が効いたのか、その日のうちに手足を動かすようなしぐさを見せるようになり、表情もだいぶ戻ってきて、そんな変化が嬉しくて久しぶりにマッサージをしてあげると、夜には何日ぶりかに自ら眠りについてくれました。
いつも不調が続いていても、なんだかんだと帰る頃には安心させてくれるそうちゃんが、私にはとても優しくたくましく感じていました。
そして翌日、主人が帰ってくる日の朝の採血ではCRPは少し下がっていて、久しぶりに回復の兆しを見せてくれました。
いつも不思議なタイミングで奇跡のような偶然を起こしてくれるそうちゃん。
約束した通り、今回も一生懸命頑張って乗り越えてくれました。
主人が夜中に到着した頃には、すっかり爆睡できる余裕も出てきていて、気持ちの良さそうな寝顔を見て安心した私たちもその日はぐっすりと眠ることができました。
そして翌日、主人が帰ってくる日の朝の採血ではCRPは少し下がっていて、久しぶりに回復の兆しを見せてくれました。
いつも不思議なタイミングで奇跡のような偶然を起こしてくれるそうちゃん。
約束した通り、今回も一生懸命頑張って乗り越えてくれました。
主人が夜中に到着した頃には、すっかり爆睡できる余裕も出てきていて、気持ちの良さそうな寝顔を見て安心した私たちもその日はぐっすりと眠ることができました。