昨日から凄い嵐の様に荒々しい風、多分、春一番らしき風がごうごう音を鳴らして私の毛糸の帽子が麦わら帽の如く、ふわりふわりと風に舞った。拾いに行こうとしたら、強風に砂かゴミかが舞い上がり、私の目に入って、目が痛くなりながら、帽子を拾ろった。

帰国して春を感じる前に目の痛みを感じ涙が流れた。



昨日、岩松了さん作演出の舞台『恋する妊婦』を一人で見に行きました。

舞台後、岩松さんに感想を色々と下手な口調で言う私に岩松さんは真面目に話を聞いていたと思ったら、いたずらっ子の笑顔になって『うん。じゃ、明日から毎日舞台見にこい!』とおっしゃったり、『佐藤も原稿書くんだろ、感想を文書で見たい。』と言って下さり、凄い嬉しいな。と思った。

岩松了さんは、どこか自分の父と面影や言動が似ていて、私は岩松さんに臍曲りな態度やら生意気な事を真剣に言ってしまうのは、岩松さんに父と重ねて見てしまうからだと思います。

いつもスミマセン。

風が強いと風が迷惑に感じてしまうけれど、強い風が好きだ。感情的で、どこか非日常的で、何か起こるのではないか?と期待させてくれる。

経験した事のない、又、一つの日常。

岩松さんの舞台は、今回は?、春一番の様に激しい風が吹いたと思ったら、見終えた後に暖かい春間近な穏やかで気持ちにさせてくれました。


たまに少し、甘ったれた事を言ってみたくなる。誰に言うのかは、センスだけれど。

素敵な舞台をありがとうございました。

佐藤。